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毎日、 わたしたちの家からたくさんの ごみ や 下水 が出ています。 これらはどこへ行き、 どのように 処理 されているのでしょうか。
ポイント: 第 4 章 (水道) で学んだように、 きれいな水が家に 届きます。 でもその水を使ったあとは 「下水」 となり、 食事 のあとは 「ごみ」 が出ます。 これらを正しく処理 することが、 清潔 なまちと 豊 かな 自然 を 守 ることにつながります。
環境省 のしらべでは、 日本人 1 人が 1 日に出すごみの 量 は およそ 1 kg (約 900 g 〜 1,000 g) です。 1 年間 では およそ 320 kg にもなります。
| ごみの 量 | 1 人あたり | クラス (30 人) | 学校 (300 人) |
|---|---|---|---|
| 1 日 | 約 1 kg | 約 30 kg | 約 300 kg |
| 1 年 | 約 320 kg | 約 9,600 kg | 約 96,000 kg |
大事: 1 クラスで 1 日に 30 kg。 これは大人 1 人がやっと持ち上げられるおもさです。 「自分 が出すごみはこんなに多い」 と知ることがごみを減らす第一歩 です。
| 種類 | れい |
|---|---|
| 生ごみ | 食べ 残し、 野菜 のくず、 魚 の 骨 |
| 紙ごみ | 新聞紙、 ダンボール、 紙パック、 雑誌 |
| プラスチックごみ | おかしの 袋、 ペットボトル、 トレイ |
| びん・かん | ジュースの 缶、 ジャムの 瓶 |
| 粗大ごみ | こわれた家具、 ふとん、 自転車 |
| 有害ごみ | 乾電池、 けい光灯、 ライター |
ごみは 分別 (種類 ごとに分けること) をして出します。 分別することで、 リサイクルができたり、 安全に 処理 できたりします。
| 分別 | 出す日 | 中身の例 | 集めたあと |
|---|---|---|---|
| 燃えるごみ | 週 2 〜 3 回 | 生ごみ、 紙くず、 木くず | 焼却場 で燃やす |
| 燃えないごみ | 月 1 〜 2 回 | 陶器、 ガラス、 金もの | 最終処分場 に 埋める |
| 資源ごみ (紙) | 月 2 〜 4 回 | 新聞、 ダンボール、 雑誌 | リサイクル工場 で紙に |
| 資源ごみ (びん・かん) | 月 2 〜 4 回 | 瓶、 缶、 ペットボトル | リサイクル工場 で新しい 瓶・缶 に |
| プラスチックごみ | 週 1 回 | 袋、 トレイ、 ボトル | プラスチックリサイクル工場へ |
| 粗大ごみ | 申しこみ制 | 家具、 ふとん、 自転車 | こわして一部 リサイクル |
| 有害ごみ | 月 1 回 | 乾電池、 ライター | 安全に中和して 処分 |
| 理由 | くわしく |
|---|---|
| ① リサイクルができる | 紙 → 新しい紙、 瓶 → 新しい 瓶、 ペットボトル → ふく |
| ② 安全に 処理 できる | 乾電池 を燃やすと有害 な物質 が出る |
| ③ 最終処分場 が長く持つ | 埋めるごみが減れば、 場所が長持ち |
| ④ ごみを 運ぶ人が安全 | 割れたガラスが燃えるごみに混ざるとけがの元 |
ポイント: ごみの分別ルールは 市や町ごとにちがいます。 自分 の住む市 (町・村) の 「ごみカレンダー」 や 「分別ガイド」 を家で確かめましょう。
集められたごみは、 種類 ごとにちがう行き先へ 運ばれます。
家 → ごみ集積所 → ごみ収集車 → 中継場 → 焼却場 / 最終処分場 / リサイクル工場
燃えるごみ が 運ばれる場所です。
| しごと | くわしく |
|---|---|
| ① ごみを集める | ごみ収集車が持ってきたごみを大きなピットに入れる |
| ② 燃やす | 約 850 度以上 の高温 で燃やす (菌 や有害 なものも死ぬ) |
| ③ 灰を集める | 燃えたあとの灰 (元の重さの約 10 分の 1) |
| ④ ねつを 利用する | お湯をつくる → 近所のプールや老人 ホームへ、 発電 もできる |
| ⑤ けむりをきれいに | フィルターで有害物質 を取る (ダイオキシン 対策 ) |
大事: 今の 焼却場 は 「ごみを燃やす」 だけではなく、 熱や電気 をつくる 工場でもあります。 ごみが 資 源 に変わるしくみです。
燃えないごみ や焼却灰が 埋められる場所です。
| 工夫 | 理由 |
|---|---|
| 底に 防水 シートをしく | 地下 水 が 汚 れないように |
| 集水 管 を 付ける | 雨水 を集めて処理 |
| 上に土をかぶせる | 景観と 臭い対策 |
ポイント: 最終処分場 の場所は 限りがある ので、 ごみを減らすことがとても大事です。 日本全体 の 最終処分場 はあと 約 23 年 でいっぱいになると言われています。
資源ごみ が新しい物に生まれ変わる工場 です。
| もとのごみ | 新しい物 |
|---|---|
| 新聞紙・ダンボール | トイレットペーパー、 ダンボール |
| アルミ 缶 | 新しいアルミ 缶、 自転車の部品 |
| スチール 缶 | 鉄 筋、 鍋、 自動車の部品 |
| ガラス 瓶 | 新しいガラス 瓶、 道路 の反射材 |
| ペットボトル | ふく、 カーペット、 新しいペットボトル |
| プラスチック | プランター、 ベンチ、 燃料 |
家で使った水 (顔を 洗った水・お 風呂の水・トイレの水・台 所 の水) は 下水 となって、 下水道 の 管 を通って 下水処理場 に 運 ばれます。
家の排水口 → 下水道 (地下の太い 管) → ポンプ場 → 下水処理場 → きれいな水 → 川・海
| じゅん | しごと | くわしく |
|---|---|---|
| ① ごみ取り | 大きなごみを 網 で取る | 紙・ビニール・砂 など |
| ② 沈殿 | 大きなタンクで待つ | 重いどろが底に 沈む |
| ③ 微生 物 処 理 | 小さな 生 き物 (微生物) に 汚 れを食べさせる | 「活性汚泥」 と言う方法 |
| ④ もう一度 沈殿 | 微生物を底に 沈める | 上の水がとてもきれいに |
| ⑤ 消毒 | 塩素 で 菌 をころす | 川や海に流して大丈夫 な水に |
| ⑥ 川・海へ | きれいな水として自然 へ | 魚が住める水の質 |
大事: 下水処理場 では 「小さな 生 き物 (微生物)」 が大活躍します。 菌 と聞くとわるいイメージですが、 汚 れを食べてくれるお 役立ち 菌 がいます。 このしくみを 「活性汚泥法」 と言います。
| 管 の大きさ | 通る場所 |
|---|---|
| 直径 20 〜 30 cm | 家から道路 の下まで |
| 直径 50 cm 〜 1 m | 住宅街 の道路 の下 |
| 直径 1 〜 3 m | 幹線 道路 の下 (大人 が立てる) |
| 直径 3 〜 6 m | 大きな川沿いの 幹線 (車が通れる) |
ポイント: 大きな街の地下には、 「地下の川」 とも言える太い 下水道 が 張り 巡 らされています。 大人 が立てるほどの太さです。
ごみを減らすために、 世界中で 3R という考え方が広まっています。 3 つの 「R」 で始まることばです。
| 3R | 意味 | わたしにできること |
|---|---|---|
| リデュース (Reduce) | ごみを 減らす | マイバッグを持つ、 食べ 残さない |
| リユース (Reuse) | 繰り 返し使う | おさがりのふく、 瓶 を何回 も使う |
| リサイクル (Recycle) | 資源 に 戻す | 分別して出す、 ペットボトルのキャップを集める |
① リデュース (一番大事) → ② リユース → ③ リサイクル
リサイクル も大事ですが、 新たに工場 で作り 変えるため エネルギー がかかります。 それより 「最初 からごみを出さない」 (リデュース) が一番効果 があります。
| 場面 | できること | 3R の種類 |
|---|---|---|
| 給 食 | 食べ 残しゼロ | リデュース |
| 学用品 | えんぴつを短くなるまで使う | リユース |
| プリント | 両面 を使う、 メモ用紙に再利用 | リユース |
| 教科書 | きょうだいにおさがり | リユース |
| 給食 牛 乳 パック | 開いて 洗って集める | リサイクル |
| 場面 | できること | 3R の種類 |
|---|---|---|
| 買い物 | マイバッグを持つ | リデュース |
| ペットボトル | マイボトルを持つ | リデュース |
| ふく | きょうだい・いとこにおさがり | リユース |
| 新聞・ダンボール | しばって出す | リサイクル |
| 乾電池 | 学校やスーパーの回収 ボックスへ | リサイクル |
この章で学んだことをふりかえりましょう。
次の章: 第 7 章では、 自然 災 害 (地震・台風・豪雨) から身を 守 るしくみを学びます。 備 えることの大切 さを知りましょう。