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算数さんすう 3年生ねんせい

わり算ざん — 九九くくを 使つかう 計算けいさんと あまりのある わり算ざん

最終さいしゅう確認かくにん日び:

この 章しょうで 学まなぶこと

この 章しょうでは、小しょう3 で 初はじめて 出でてくる わり算ざんを学まなびます。わり算ざんは、かけ算ざんの 反対はんたいの 計算けいさん。九九くくを 使つかって 答こたえを 見みつけられるところがおもしろいところです。

この 章しょうが 終おわるころには、次つぎのことができるようになっています。

  • わり算ざんの 二ふたつの 意味いみ(同おなじ数かずずつ分わける/何なん人にんに分わけられるか)が分わかる
  • ÷ の 記き号ごうを 使つかって しきが書かける
  • 九九くくを 使つかって わり算ざんの 答こたえが 見みつけられる
  • あまりのあるわり算ざん(13 ÷ 3 など)が 計算けいさんできる
  • 80 ÷ 2 のような 簡単かんたんなわり算ざんが 暗算あんざんでできる
  • 検算けんざん(たしかめ算さん)でわり算ざんが合あっているか 確たしかめられる
  • 0 のわり算ざんのきまりが分わかる

ポイント: わり算ざんは、九九くくができれば すぐにできる 計算けいさんです。「九九くくの 反対はんたい」と 覚おぼえておこう。

1. わり算ざんってどんな 計算けいさん?

次つぎの二ふたつの場面ばめんを 見みてください。どちらも わり算ざんで 答こたえが 出でせます。

場面ばめん A: 同おなじ数かずずつ分わける(等とう分ぶん除じょ)

12 個このあめを、3 人にんで 同おなじ数かずずつ分わけます。1 人にん分ぶんは何なん個こ?

一いち人にんずつ あめを 配くばると…

1 人にん目め: ● 1 回かい目め
2 人にん目め: ● 1 回かい目め
3 人にん目め: ● 1 回かい目め   → ここまでで 3 個こ使しった
1 人にん目め: ●●  2 回かい目め
…

最さい後ごまでやると、1 人にんに 4 個こずつになります。これを しきで書かくと:

 12 ÷ 3 = 4

読よみ方かたは 「じゅうに わる さん は よん」。

場面ばめん B: 何なん人にんに分わけられる?(包ほう含がん除じょ)

12 個このあめを、1 人にんに 3 個こずつ分わけます。何なん人にんに分わけられる?

3 個こずつ 取とっていくと…

3 個こ → 1 人にん目め
3 個こ → 2 人にん目め
3 個こ → 3 人にん目め
3 個こ → 4 人にん目め   → ちょうど 12 個こ

4 人にんに分わけられます。しきで書かくと:

 12 ÷ 3 = 4

同おなじしきになる!

場面ばめん A も場面ばめん B も、しきは 同おなじ 12 ÷ 3 = 4 になりました。これがわり算ざんの 面おも白しろいところ。分わけ方かたは ちがっても、しきは 一ひとつです。

ポイント: わり算ざんには、「同おなじ数かずずつ分わけて 一ひとつ分ぶんを 出だす」と 「何なん人にん分ぶん 取とれるかを 出だす」の 二ふたつの 意味いみがある。どちらも 同おなじしきで 計算けいさんできる。

2. わり算ざんのしきの 書かき方かた

 12 ÷ 3 = 4
  ↑    ↑   ↑
 わられる数 わる数 商しょう(答こたえ)
  • わられる数わられるかず: もとの 全部ぜんぶの 数かず(12)
  • わる数わるかず: いくつずつ/何なん人にんで 分わけるか(3)
  • 商しょう(こたえ): わり算ざんの 答こたえ(4)

「÷」は わる と 読よむ、わり算ざん専せん用ようの 記き号ごうです。

注意ちゅうい: わり算ざんでは、わられる数かず(大おおきい方ほう)が 左ひだり、わる数すう(小ちいさい方かた)が 右。たし算さんやかけ算ざんと 違ちがって、入いれかえると 答こたえが 変かわってしまう(または 計算けいさんできなくなる)ので、順番じゅんばんに 気きをつけよう。

3. 九九くくを 使つかってわり算ざんをとく

わり算ざんは、かけ算ざんの 反対はんたいです。だから、九九くくがスラスラ 言いえれば、わり算ざんもすぐにできます。

考かんがえ方かた

 15 ÷ 3 = ?

これは、「3 に 何なに をかけたら 15 になる?」 と 考かんがえればよい。

 3 × □ = 15

3 の 段だんの九九くくを思おもい 出だすと…

 3 × 5 = 15

だから、

 15 ÷ 3 = 5

練れん習しゅうしてみよう

わり算ざんのしき使つかう九九くく商しょう
12 ÷ 44 × 3 = 123
18 ÷ 66 × 3 = 183
24 ÷ 88 × 3 = 243
35 ÷ 77 × 5 = 355
42 ÷ 66 × 7 = 427
48 ÷ 88 × 6 = 486
56 ÷ 77 × 8 = 568
63 ÷ 99 × 7 = 637
81 ÷ 99 × 9 = 819

ポイント: 「○ × □ = △」 の □ を 見みつけるのが、わり算ざんの 基本きほんです。九九くくを 覚おぼえていれば、すぐに 見みつかります。

1 でわる・同おなじ数かずでわる

特とくべつな ものも 覚おぼえておこう。

しき答こたえわけ
7 ÷ 171 個こずつ分わけると 7 人にんに分わけられる
5 ÷ 515 個こを 5 人にんで分わけると 1 個こずつ
9 ÷ 919 個こを 9 人にんで分わけると 1 個こずつ

4. あまりのあるわり算ざん

ここからが 新あたらしい 話はなし。九九くくでピッタリ 答こたえが 出でないわり算ざんを 考かんがえます。

例れい: 13 ÷ 3

13 枚まいのカードを、1 人にんに 3 枚まいずつ 配くばります。何なん人にんに 配くばれて、何なん枚まい 余あまる?

3 枚まいずつ 配くばっていくと…

3 枚まい → 1 人にん目め   (残のこり 10 枚まい)
3 枚まい → 2 人にん目め   (残のこり 7 枚まい)
3 枚まい → 3 人にん目め   (残のこり 4 枚まい)
3 枚まい → 4 人にん目め   (残のこり 1 枚まい)
↑ もう 3 枚まいない!ストップ

4 人にんに 配くばれて、1 枚まい 余あまる。これを しきで書かくと:

 13 ÷ 3 = 4 あまり 1

読よみ方かたは 「じゅうさん わる さん は よん あまり いち」。

答こたえの 見みつけ方かた

「3 × □ = 13」になる九九くくはないので、13 を 越こえない 一いち番ばん大おおきい 答こたえ を 探さがします。

 3 × 1 = 3  3 × 2 = 6  3 × 3 = 9  3 × 4 = 12 ← 13 以い下かで 一いち番ばん大おおきい  3 × 5 = 15 ← これは 13 を 越こえてしまう

だから 商しょうは 4。あまりは 13 − 12 = 1。

大切たいせつなきまり: あまりは わる数すうより 小ちいさい

 あまり < わる数

例れいえば「13 ÷ 3 = 3 あまり 4」と書かいたら 間ま違ちがい。あまり 4 はわる数すう 3 より大おおきいので、もう 一ひと人にんに 3 枚まい 配くばれてしまうからです。

注意ちゅうい: あまりがわる数すうと 同おなじ、または大おおきい 答こたえを書かいてしまったら、商しょうを 1 大おおきくする。あまりは いつも わる数すうより 小ちいさいのがルール。

練れん習しゅうしてみよう

しき計算けいさん答こたえ
17 ÷ 55 × 3 = 15 / 残のこり 23 あまり 2
25 ÷ 44 × 6 = 24 / 残のこり 16 あまり 1
38 ÷ 66 × 6 = 36 / 残のこり 26 あまり 2
50 ÷ 77 × 7 = 49 / 残のこり 17 あまり 1
23 ÷ 88 × 2 = 16 / 残のこり 72 あまり 7

やってみよう: 計算けいさんしてみよう。

  • 19 ÷ 4 = □
  • 29 ÷ 6 = □
  • 45 ÷ 8 = □
  • 70 ÷ 9 = □

答こたえ: 4 あまり 3 / 4 あまり 5 / 5 あまり 5 / 7 あまり 7

5. 暗算あんざんでできるわり算ざん

何なん十じゅう・何なん百ひゃくのわり算ざんは、九九くくを 使つかって 暗算あんざんでできます。

例れい: 80 ÷ 2

80 は 「10 が 8 個こ」 と 考かんがえると、

 10 が 8 個こ ÷ 2 = 10 が 4 個こ ぶん  = 40

簡単かんたんに 言いえば、8 ÷ 2 = 4 の 後うしろに 0 を 1 つつけるだけ。

しき考かんがえ方かた答こたえ
60 ÷ 36 ÷ 3 = 2 → 2020
90 ÷ 39 ÷ 3 = 3 → 3030
80 ÷ 48 ÷ 4 = 2 → 2020
70 ÷ 77 ÷ 7 = 1 → 1010

例れい: 69 ÷ 3

少すこし 応おう用よう。69 を 60 + 9 と 分わけると、

 60 ÷ 3 = 20   9 ÷ 3 = 3  合計ごうけい 23

同おなじやり方かたで:

しき分わけ方かた答こたえ
48 ÷ 440 ÷ 4 = 10、8 ÷ 4 = 212
84 ÷ 280 ÷ 2 = 40、4 ÷ 2 = 242
96 ÷ 390 ÷ 3 = 30、6 ÷ 3 = 232

ポイント:大おおきい数かずのわり算ざんは、位くらいごとに 分わけて 計算けいさんするとラク。これが小しょう4 で 習ならう「わり算ざんの 筆算ひっさん」につながります。

6. 0 のわり算ざん

0 のわり算ざんには、二ふたつの場面ばめんがあります。

A: 0 を 何なにかでわる → 答こたえは 0

 0 ÷ 5 = 0  0 ÷ 9 = 0

「0 個このあめを 5 人にんで分わける」と 考かんがえると、もともと 0 個こだから、一ひと人にん分ぶんも 0 個こ。

B: 何なにかを 0 でわる → できない!

 5 ÷ 0 = ???

「5 個このあめを 0 人にんで分わける」… 人ひとがいないのに分わけようがありません。これはわり算ざんのルールでは できないとされています。

重要じゅうよう: 0 でわることは できない(してはいけない)。これは 将しょう来らい 中学ちゅうがく・高校こうこうに 行いってもずっと 変かわらない、算数さんすう・数すう学がくのとても大切たいせつなきまりです。

7. 検算けんざん(たしかめ算さん)

わり算ざんが合あっているか、かけ算ざんで 確たしかめる方法ほうほうがあります。これを 検算けんざんと呼よびます。

あまりがないとき

 わる数すう × 商しょう = わられる数

例れいえば 15 ÷ 3 = 5 なら…

 3 × 5 = 15 ← もとの 数かず! OK

あまりがあるとき

 わる数すう × 商しょう + あまり = わられる数

例れいえば 13 ÷ 3 = 4 あまり 1 なら…

 3 × 4 + 1 = 12 + 1 = 13 ← もとの 数かず! OK

使つかってみよう

わり算ざん検算けんざんOK?
28 ÷ 4 = 74 × 7 = 28OK
38 ÷ 5 = 7 あまり 35 × 7 + 3 = 38OK
50 ÷ 6 = 8 あまり 26 × 8 + 2 = 50OK
23 ÷ 4 = 5 あまり 34 × 5 + 3 = 23OK

ポイント: テストや 宿題しゅくだいで わり算ざんをしたら、かならず 検算けんざんしてから 答こたえを書かこう。計算けいさん間違まちがいに気きづくチャンスがふえます。

8. 文章ぶんしょう題だいにチャレンジ

わり算ざんは、身みの 回まわりの いろいろな場面ばめんで 使つかえます。

例れい 1: 同おなじ数かずずつ分わける(等とう分ぶん除じょ)

ケーキが 24 個こあります。6 人にんで 同おなじ数かずずつ分わけると、1 人にん分ぶんは何なん個こ?

しき: 24 ÷ 6 = 4 答こたえ: 1 人にん分ぶん 4 個こ

例れい 2: 何なん人にん分ぶん 取とれる?(包ほう含がん除じょ)

リボンが 36 cm あります。4 cm ずつ 切きると、何本ぼん取とれる?

しき: 36 ÷ 4 = 9 答こたえ: 9 本ほん

例れい 3: あまりが 出でる場面ばめん

折おり 紙がみが 50 枚まいあります。1 人にんに 7 枚まいずつ 配くばると、何なん人にんに 配くばれて、何なん枚まい 余あまる?

しき: 50 ÷ 7 = 7 あまり 1 答こたえ: 7 人にんに 配くばれて、1 枚まい 余あまる

例れい 4: あまりをどう 扱あつかう?

23 人にんのクラスで、一いっ台だいの バスに 4 人にんずつ乗のります。バスは 何なん台だい 必要ひつよう?

しき: 23 ÷ 4 = 5 あまり 3

「5 台だい」だと 答こたえるとマズイ。あまり 3 人にんも乗のらなければなりません。だから もう 一いち台だい 追つい加かして、答こたえは 6 台だい。

注意ちゅうい:文章ぶんしょう題だいでは、あまりをどうするかを 場面ばめんに 合あわせて 考かんがえるのが大事だいじ。バスや 箱はこの 数かずなら「切きり上あげ」、配くばれる 人にん数ずうなら「あまりはあまり」のまま。

やってみよう: 計算けいさんしてみよう。

  • チョコレートが 32 個こ、4 人にんで 同おなじ数かずずつ分わけると 1 人にん分ぶん □ 個こ
  • えん 筆ぴつが 45 本ほん、1 人にんに 6 本ぽんずつ 配くばると □ 人にんに 配くばれて、□ 本ほん 余あまる
  • 60 枚まいのシールを 5 人にんで同おなじ数かずずつ分わけると 1 人にん分ぶん □ 枚まい

答こたえ: 8 個こ / 7 人にんに 配くばれて 3 本ぼん 余あまる / 12 枚まい

まとめ

  • わり算ざんには 二ふたつの 意味いみがある: 同おなじ数かずずつ分わける(一ひとつ分ぶんを 出だす) / 何なん人にん分ぶん 取とれるか(いくつ分ぶんを 出だす)
  • しきは わられる数かず ÷ わる数すう = 商しょう。÷ はわり算ざん専せん用ようの 記き号ごう
  • わり算ざんは 九九くくの 反対はんたい。「○ × □ = △」の □ を 探さがせばよい
  • ピッタリわれない時ときは あまりを書かく。あまりは いつも わる数すうより 小ちいさい
  • 何なん十じゅう・何なん百ひゃくのわり算ざんは 九九くく + 0、または 位くらいごとに 分わけて 計算けいさん
  • 0 を 何なにかでわる = 0。何かを 0 でわるのは できない
  • 検算けんざんは わる数すう × 商しょう + あまり = わられる数
  • 文章ぶんしょう題だいでは あまりをどうするかを場面ばめんに 合あわせて 考かんがえる

次つぎの 章しょう: つぎは 小数しょうすうを学まなびます。1 より 小ちいさい 数かずを 0.1、0.5、1.3 のように 「.」を 使つかって 表あらわすしくみを 見みていこう。

この教材きょうざいは役やくに立たちましたか?