この 章で 学ぶこと
この 章は 3つの パートから できています。1年間 つかってきた 単位を 整理し、データの まとめ方まで まなぶ、3年生算数の 集大成 です。
- パート1:長さ・重さの 単位(km・g・kg・t)
- パート2:時刻と 時間(秒)
- パート3:表と 棒グラフ
おわるころには、つぎのことが できるように なっています。
- 1 km = 1000 m、1 kg = 1000 g、1 t = 1000 kgが 言える
- 長さや 重さに あった 単位や 計器(ものさし・はかり)を 選べる
- 1分 = 60秒、1時間 = 60分 = 3600秒が わかる
- 午前・午後を つかって 時刻を 言える
- データを 表に まとめられる
- 棒グラフを 読んだり、書いたり できる
ポイント:長さの「k」と 重さの「k」は 同じ 意味です。「k(キロ)」が 付くと 1000倍に なります。1 km は m の 1000倍、1 kg は g の 1000倍。これを おぼえると 単位の 世界が ぐっと わかりやすく なります。
パート 1:長さ・重さの 単位
1. 長い 長さの 単位 ── km
これまで 長さの 単位は mm(ミリメートル)・cm(センチメートル)・m(メートル)を ならいました。3年生では、もっと 長い 長さを はかる 単位km(キロメートル)を まなびます。
重要:1 km = 1000 m
1 km は、100 m の 10倍、10 m の 100倍 の 長さです。家から 学校までの 道のりや、町と 町の あいだなどを はかるときに つかいます。
長さの 単位の まとめ
| 単位 | 読み方 | かんけい |
|---|
| mm | ミリメートル | 1 cm = 10 mm |
| cm | センチメートル | 1 m = 100 cm |
| m | メートル | 1 km = 1000 m |
| km | キロメートル | ── |
単位の 計算
道のりの 計算では、同じ 単位に そろえてから 計算します。
例:1 km 200 m と 800 m を 合わせると?
- 1 km 200 m = 1200 m
- 1200 m + 800 m = 2000 m
- 2000 m = 2 km
やってみよう: 3 km 500 m + 1 km 700 m = ?
答え: 3 km 500 m = 3500 m、1 km 700 m = 1700 m。3500 + 1700 = 5200 m = 5 km 200 m。
2. 重さの 単位 ── g・kg・t
重さは 1年生・2年生では「軽い」「重い」と くらべるだけでしたが、3年生では 数で 表すことを まなびます。
1 g(グラム)
1円玉 1まいの 重さが ちょうど 1 gです。とても 軽い ものの 単位です。
1 kg(キログラム)
g より 大きな 単位kg(キログラム)が あります。
重要:1 kg = 1000 g
体重や、買い物の 野菜・肉の 重さは ふつう kg で 表します。
1 t(トン)
もっと 重い ものは t(トン)を つかいます。
重要:1 t = 1000 kg
自動車や 象、トラックに 乗せる 荷物など、ものすごく 重い ものに つかいます。
重さの 単位の まとめ
| 単位 | 読み方 | かんけい | れい |
|---|
| g | グラム | 1 kg = 1000 g | 1円玉、たまご |
| kg | キログラム | 1 t = 1000 kg | 体重、お米のふくろ |
| t | トン | ── | 自動車、ぞう |
ポイント:長さの kmも 重さの kgも、どちらも 「k(キロ)=1000倍」が ついて います。「k」を 見たら「1000倍」と 思い出そう。
3. はかりの 読み方
重さは はかりで 量ります。はかりには 大きさで 読める いちばん 重い 重さ(最大の めもり)と、いちばん 細かい めもりが あります。
読み方の コツ
- はりが 指している めもりを 見る
- 1めもりが 何 g かを 確かめる(10 g、20 g、50 g など 種類が ある)
- 大きな めもりから 数えて、足していく
例:1 kg まで 量れる はかりで、1めもり = 5 g、はりが 大きな 700 g の 線から 4めもり 進んでいた → 700 g + 5 g × 4 = 720 g
入れ物に 入れて 量る
液体や こな のように、ものを 直接 のせられない ばあいは、入れ物に 入れて 量ります。そのときは:
重要:中身の 重さ = 全体の 重さ − 入れ物の 重さ
例:皿+砂糖 が 350 g、皿だけで 80 g なら、砂糖は 350 − 80 = 270 g。
やってみよう:家の はかりで、自分の 筆ばこの 重さを 量ってみよう。何 g かな?
パート 2:時刻と 時間
4. 短い 時間の 単位 ── 秒
これまで 時間は 分と 時間で 表していました。3年生では もっと 短い 時間の 単位秒を まなびます。
重要:1 分 = 60 秒 / 1 時間 = 60 分 = 3600 秒
1秒の 感覚
時計の 秒針(細い 長い はり)が 1めもり 進む あいだが 1秒です。「いち、に、さん…」と ふつうに 数える 1つ分くらいの 短さ です。
どんなときに つかう?
- スポーツの タイム(100 m を 何秒で 走るか)
- ストップウォッチで 計る とき
- 信号の 切りかわり
やってみよう:目を 閉じて、心の中で「1、2、3…」と 数えて、ちょうど 10秒で 目を 開けてみよう。ストップウォッチで 計ると、本当の 10秒と どれくらい 差が ある かな?
5. 時刻と 時間の 計算
時刻と 時間の ちがい
- 時刻 … 「いま 何時何分」 という 一点
- 時間 … 時刻と 時刻の あいだの 長さ
60分を またぐ 計算
60分を またぐ 計算では、正時(ちょうど 何時)を 区切りに 考えると わかりやすく なります。
例:午前 10時 50分 から 午前 11時 30分 まで の 時間は?
- 10時 50分 → 11時 まで … 10分
- 11時 → 11時 30分 まで … 30分
- 合わせて 10 + 30 = 40分
例:午後 2時 40分から 50分 たつと 何時何分?
- 2時 40分 → 3時 まで … 20分
- のこり 50 − 20 = 30分
- 答え:午後 3時 30分
午前と 午後
1日は 24時間。これを 夜中の 12時で 区切って、
- 午前 … 夜中 0時 〜 昼 12時(正午)
- 午後 … 正午 〜 夜中 12時
と 言います。学校が はじまる 時刻は「午前 8時 30分」、夕食の 時刻は「午後 6時 30分」のように 言いましょう。
ポイント: 「12時」は 昼の 12時 = 正午と 夜中の 12時の 2つが あります。まちがえないように、午前・午後を つけます。
パート 3:表と 棒グラフ
6. 表に まとめよう
調べた ことを 表に まとめると、何が 多いか・少ないかが ひと目で わかります。
例:「1組の 好きな 遊び」を 調べた けっか
| しゅるい | 人数(人) |
|---|
| ハンカチ落とし | 7 |
| いす取りゲーム | 6 |
| かくれんぼ | 5 |
| おにごっこ | 3 |
| かんけり | 2 |
| 合計 | 23 |
表を 作る ときの コツ
- 表題(何の 表か)を 書く
- 「しゅるい」と 「人数」など、こう目(項目)を 決める
- 多い 順に 並べると 見やすい
- 合計の らんを 入れて、数え 落としや 重なりを ふせぐ
注意:集計の あとは、必ず 合計と もとの データの 数が 同じか たしかめよう。同じで なければ、どこかで 数えまちがいが あります。
7. 棒グラフを 読もう
棒グラフは、棒の 高さで 数の 大きさを 表す グラフです。大きさの ちがいが ひと目で わかります。
棒グラフの ぶぶん
- 表題(タイトル)… 何の グラフか
- 横軸(下)… こう目の 名前
- 縦軸(左)… 数の めもり
- 単位(人、こ、cm など)
読み方
- 棒の てっぺんを 見る
- そこから 横に縦軸を 見に 行く
- めもりの 数を 読む
例:縦軸が 「人」、1めもりが 1人なら、棒の てっぺんが 7の 線に 届いていれば 7人。
めもりの 取り方に 注意
棒グラフの 1めもりは、いつも 「1」とは 限りません。グラフの 大きさや データの 大きさによって、1めもりが 2、5、10、20、50、100などに なる ことも あります。
ポイント: グラフを 読むときは、まず 縦軸の めもりが いくつ ずつ かを かならず 確かめよう。
8. 棒グラフを 書こう
自分で データを グラフに する ときの 手順です。
- 表題を 書く(「1組の 好きな 遊び」など)
- 横軸に こう目を 並べる(多い 順 が おすすめ)
- 縦軸の 1めもりの 大きさを 決める
- いちばん 大きな 数が 入る ように、めもりの 大きさを 決める
- 棒を 同じ 太さで 書く(間も 同じ 広さ)
- 軸に 単位を 書く(「人」「こ」など)
何が わかる?
棒グラフを 見ると、つぎの ような ことが すぐ わかります。
- いちばん 多いもの(最大値)
- いちばん 少ないもの(最小値)
- 数の 差
- ぜん体の とくちょう
例:上の「好きな 遊び」の グラフでは、「ハンカチ落とし」が いちばん 多い、「かんけり」が いちばん 少ない、上位 3つで 合計の 半分以上を しめている、などが わかります。
やってみよう:学校で 「クラスの 好きな きゅう食」を 5しゅるい くらい 調べて、表と 棒グラフの 両方に まとめてみよう。どんな ことが わかる かな?
まとめ
長さ・重さ
- 1 km = 1000 m / 1 kg = 1000 g / 1 t = 1000 kg
- 「k(キロ)」が つくと、もとの 単位の 1000倍
- はかりは 1めもりが 何 g か 確かめてから 読む
- 入れ物に 入れて 量るときは、中身 = 全体 − 入れ物
時刻・時間
- 1分 = 60秒、1時間 = 60分 = 3600秒
- 60分を またぐ 計算は、正時で 区切って考える
- 1日 = 24時間。正午を 区切りに 午前・午後に 分ける
表と 棒グラフ
- 表は 表題・こう目・人数・合計を きちんと 書く
- 棒グラフは 棒の 高さで 大きさを 表す
- 縦軸の 1めもりの 大きさを かならず 確かめる
- 表や グラフから 最大値・最小値・全体の とくちょうが 読み取れる
3年生算数完了 おめでとう!数の 世界(10000・小数・分数)、計算の 世界(3-4けたの たし算・ひき算、かけ算の 筆算、わり算)、図形の 世界(三角形・円・球)、そして 単位と データの 世界(km・g・kg・t・秒・表・グラフ)を ぜんぶ 見てきました。4年生では、大きな 数(億・兆)、わり算の 筆算、本格的な 小数や 分数、折れ線グラフなど、もっと 広い 世界が まっています。
まとめ — 長さ・重さ・時間 と 表・棒グラフ を 3 行 で
- 長さは mm → cm → m → km、重さは g → kg → t の 単位 で つながる。1 km = 1000 m、1 kg = 1000 g と 覚えよう。
- 時間 には 秒・分・時間 が あり、1 分 = 60 秒、1 日 = 24 時間。正午 を 区切り に 午前・午後 に 分ける。
- データ を まとめる 表 と 棒の 高さ で 大きさ を 表す グラフ を 使い 分け、いちばん 多い・少ない・全体 の とくちょう を 読み取ろう。