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この章では、 4 年生の漢字 202 字のうち前半 101 字 と、 3 年生で学んだ 部首 の知識を活用して漢字の意味を考える こと、 そして 国語辞典 の引き方 を学びます。
この章でできるようになること:
ポイント: 4 年生では、 漢字を一字ずつおぼえるだけでなく、 部首を手がかりに意味を推測 する力が求められます。 国語辞典と合わせて、 言葉をしらべる方法を身につけましょう。
3 年生で学んだ 部首(へん・つくり・かんむり・あし・たれ・かまえ・にょう) は、 漢字の意味を知る大切なヒントです。
| 部首 | 意味の傾向 | 4 年生のれい |
|---|---|---|
| 氵(さんずい) | 水・液体 | 浴・治・滋・浅 |
| 木(きへん) | 木・植物 | 松・梅・栃・梨 |
| 言(ごんべん) | 話す・言葉 | 訓・試・議・説 |
| 心(こころ) | 心の動き | 愛・念・必・忘 |
| 心(りっしんべん) | 心の動き | 快・性・情・慣 |
| 飠(しょくへん) | 食べもの | 飯・飲・館 |
| 月(にくづき) | 体の部分 | 腸・脈・脳・腹 |
やってみよう: 「滋」 という漢字を見たことがなくても、 「氵」 がついているので 水と関係がある と見当がつきます。 じっさい 「滋賀」(湖の多い県)、 「滋養」(体をうるおす) など、 やはり水とつながります。
季節・天気・植物・動物にかかわる漢字は、 部首を見ると意味がつかみやすいです。
| 漢字 | 音 | 訓 | れい |
|---|---|---|---|
| 季 | キ | — | 季節・四季 |
| 候 | コウ | — | 気候・天候 |
| 冷 | レイ | つめ-たい | 冷水・冷気 |
| 熱 | ネツ | あつ-い | 熱湯・加熱 |
| 温 | オン | あたた-かい | 温度・気温 |
| 氷 | ヒョウ | こおり | 氷山・流氷 |
| 果 | カ | は-たす | 果実・結果 |
| 芽 | ガ | め | 発芽・新芽 |
| 枝 | シ | えだ | 枝葉・小枝 |
| 松 | ショウ | まつ | 松林・門松 |
| 梅 | バイ | うめ | 梅雨・梅花 |
「冷・熱・温・氷」 は温度の段階をあらわす 4 字セットでおぼえるとよいです。
体の部分には 「月(にくづき)」、 動きには 「足」「走」 などの部首がつくことが多いです。
| 漢字 | 音 | 訓 | れい |
|---|---|---|---|
| 飛 | ヒ | と-ぶ | 飛行・飛球 |
| 浴 | ヨク | あ-びる | 入浴・日光浴 |
| 帯 | タイ | お-びる | 包帯・地帯 |
| 腸 | チョウ | — | 大腸・胃腸 |
| 脈 | ミャク | — | 脈動・山脈 |
| 筋 | キン | すじ | 筋肉・筋道 |
| 努 | ド | つと-める | 努力 |
| 働 | ドウ | はたら-く | 労働・働く |
新しい概念をあらわす漢字は、 部首だけでなく 音読みの熟語 で意味をつかむとよいです。
| 漢字 | 音 | 訓 | れい |
|---|---|---|---|
| 億 | オク | — | 一億・億万 |
| 兆 | チョウ | きざ-し | 兆候・前兆 |
| 倍 | バイ | — | 二倍・倍率 |
| 順 | ジュン | — | 順番・道順 |
| 末 | マツ | すえ | 末日・年末 |
| 愛 | アイ | — | 愛情・愛犬 |
| 信 | シン | — | 信用・自信 |
| 栄 | エイ | さか-える | 栄光・繁栄 |
| 覚 | カク | おぼ-える | 感覚・覚える |
| 観 | カン | — | 観察・参観 |
| 関 | カン | せき | 関心・関所 |
| 漢字 | 画数 | 読み | 書き順のポイント(部分別) |
|---|---|---|---|
| 愛 | 13 画 | アイ | ① 上の「爫」(4 画) → ② 中の「冖」(2 画) → ③ 中の「心」(4 画) → ④ 下の「夂」(3 画) |
「愛」 は上の 「爫」 を 4 画、 まんなかの 「冖」 を 2 画、 下の 「心」 と 「夂」 を 7 画で合わせて 13 画。 上から下へ順に書きましょう。
やってみよう:国語のノートに実際に書いてみよう。教科書の「愛」 の形をよく見てまねしてみよう。
国語辞典 は言葉の意味・使い方・類義語 などをしらべる本です。 4 年生では、 つぎの引き方をしっかり身につけましょう。
辞典の言葉は 五十音順(あ・い・う・え・お…)に並んでいます。 探す言葉の 1 字め → 2 字め → 3 字め の順で場所をしぼります。
「さくら」 を引くなら、 「さ」 のページ → 「さく」 のあたり → 「さくら」 とたどります。
「走った」 「走ります」 「走らない」 は辞典には のっていません。 これらはすべて 言いきり(基本の形)「走る」 で引きます。
| 文の形 | 言いきり |
|---|---|
| 食べた・食べます・食べない | 食べる |
| 楽しかった・楽しく | 楽しい |
| 静かな・静かに | 静か(だ) |
「い」「う」「る」 で終わる形が言いきりの目印です。
「あつい」 と一口に言っても、 漢字 で書くと意味がちがいます。
| 読み | 漢字 | 意味 | れい |
|---|---|---|---|
| あつい | 熱い | 温度が高い | 熱いお茶 |
| あつい | 暑い | 気温が高い | 暑い夏 |
| あつい | 厚い | 物のはばが大きい | 厚い本 |
辞典では 「あつい【熱い】」「あつい【暑い】」「あつい【厚い】」 と別々にのっています。 文の意味からどれかをえらんで引きましょう。
辞典には言葉のすぐ後ろに 同じ意味の言葉(類義語) がのっていることがあります。 「うれしい → 楽しい・喜ばしい」 のように、 言いかえのはばを広げるのに役立ちます。
次の章では、 残りの 101 字と 都道府県の漢字 20 字、 そして 百科事典・図鑑 の使い方を学びます。
書き順を見るとき: 上の図は KanjiVG (CC BY-SA 3.0、 言語学者監修) を使って正しい書き順を表示しています。