四角形と立体 — 平行四辺形・ひし形・台形と直方体
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この章で学ぶこと
この章では、いろいろな四角形と、立体(箱の形)を学びます。 辺や角に注目して、四角形の仲間分けをし、立体の面・辺・頂点の数をかぞえます。
- 平行四辺形・ひし形・台形のちがいがわかる
- それぞれの四角形の性質(辺・角)がわかる
- 直方体・立方体の面・辺・頂点の数がわかる
ポイント:四角形は、どの辺が平行かで仲間分けします。 「向かい合う辺が2組とも平行」「1組だけ平行」などのちがいに注目しましょう。
1. いろいろな四角形
| 四角形 | 性質 |
|---|---|
| 台形 | 向かい合う1組の辺が平行 |
| 平行四辺形 | 向かい合う2組の辺がどちらも平行。向かい合う辺の長さ・角が等しい |
| ひし形 | 4つの辺の長さがすべて等しい平行四辺形 |
大事: 平行四辺形では、向かい合う辺の長さが等しく、向かい合う角の大きさも等しいです。 ひし形は、それにくわえて4つの辺がすべて同じ長さです。
例題1
平行四辺形があり、1つの角が 70° です。 この角の向かい合う角の大きさは何度ですか。
平行四辺形では、向かい合う角の大きさは等しいので、
答えは 70° です。
例題2
平行四辺形があり、となり合う2つの角のうち、一方が 70° です。 もう一方の角は何度ですか。
平行四辺形では、となり合う2つの角の大きさをたすと 180° になります。 だから、
答えは 110° です。
2. 直方体と立方体
箱の形のような立体を考えます。
| 立体 | 面 | 辺 | 頂点 |
|---|---|---|---|
| 直方体 | 6 | 12 | 8 |
| 立方体 | 6 | 12 | 8 |
- 直方体… 長方形(や正方形)で囲まれた箱の形
- 立方体… すべての面が同じ大きさの正方形でできた箱の形
直方体も立方体も、面が6つ・辺が12本・頂点が8つです。 立方体は、辺の長さがすべて同じところがちがいます。
例題3
直方体には、面・辺・頂点がそれぞれいくつありますか。
直方体は、面が 6つ、辺が 12本、頂点が 8つ です。
注意: 「面」「辺」「頂点」の数をかぞえまちがえないように。 向かい合う面・辺は同じ大きさ・長さです。
3. どう問われるか
- 四角形を、辺の平行で仲間分けする
- 平行四辺形の向かい合う角・となり合う角の大きさ
- 直方体・立方体の面・辺・頂点の数
- 立体の展開図や、辺・面の平行・垂直
よくまちがえるところ
四角形と立体では、名前と性質の組み合わせを取りちがえやすいです。
| まちがい | 例 | 直し方 |
|---|---|---|
| となり合う角も等しいとする | 平行四辺形の1つの角が70°なら、となりも70°とする | 等しいのは向かい合う角。となり合う角の和は180° |
| 台形を2組平行と思う | 台形の向かい合う辺が2組とも平行だとする | 台形は1組だけ平行 |
| ひし形を角で見分ける | 「4つの角が直角ならひし形」とする | ひし形は4つの辺の長さが等しい四角形 |
| 立体の辺の数をかぞえまちがえる | 直方体の辺を8本とする | 面6・辺12・頂点8 |
いちばん多いのはとなり合う角と向かい合う角の取りちがえです。平行四辺形では、向かい合う角どうしが等しく、となり合う角の和が180°になります。1つの角が70°なら、向かい合う角は70°、となり合う角は 180 - 70 = 110° です。図をかいて、どちらの角を聞かれているかを指でたどってから計算しましょう。
四角形を見分ける手順
| 順番 | 見ること | 分かれ方 |
|---|---|---|
| 1 | 平行な辺は何組あるか | 1組なら台形、2組なら平行四辺形の仲間 |
| 2 | 4つの辺の長さは等しいか | 等しければひし形の仲間 |
| 3 | 4つの角は直角か | 直角なら長方形の仲間 |
| 4 | 辺も角もすべて等しいか | 正方形 |
四角形の性質を、表でくらべると見分けやすくなります。
| 四角形 | 平行な辺 | 辺の長さ | 角 |
|---|---|---|---|
| 台形 | 1組 | 決まっていない | 決まっていない |
| 平行四辺形 | 2組 | 向かい合う辺が等しい | 向かい合う角が等しい |
| ひし形 | 2組 | 4つとも等しい | 向かい合う角が等しい |
| 長方形 | 2組 | 向かい合う辺が等しい | 4つとも直角 |
| 正方形 | 2組 | 4つとも等しい | 4つとも直角 |
大事:正方形は、ひし形でもあり長方形でもあります。「あてはまるものをすべて選びなさい」と聞かれたときは、上の表でたしかめましょう。
自分でチェック
- 台形・平行四辺形・ひし形を、平行な辺の組で見分けられる
- 平行四辺形の向かい合う角が等しいと言える
- となり合う角の和が180°だと言える
- 正方形がひし形でも長方形でもあると言える
- 直方体・立方体が面6・辺12・頂点8だと言える
まとめ
- 台形=1組平行、平行四辺形=2組平行、ひし形=4辺等しい平行四辺形
- 平行四辺形は向かい合う辺・角が等しく、となり合う角の和は180°
- 直方体・立方体は面6・辺12・頂点8
次の章では、折れ線グラフとともなって変わる2つの数量を学びます。
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