角の大きさ・垂直と平行 — 分度器と角度の計算
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この章で学ぶこと
この章では、角の大きさと、垂直・平行を学びます。 角の大きさは「度(°)」という単位で表し、分度器ではかります。
- 角の大きさを「度(°)」で表せる
- 分度器で角の大きさを読める
- 角度のたし算・ひき算ができる
- 垂直と平行の意味がわかる
ポイント: 1回転は 360°、半回転(まっすぐ)は 180°、直角は 90° です。 この3つをおぼえておくと、角度の計算がらくになります。
1. 角の大きさ
角の大きさは「度(°)」で表します。 おぼえておきたい角の大きさは、つぎのとおりです。
| 角 | 大きさ |
|---|---|
| 直角 | 90° |
| まっすぐ(半回転) | 180° |
| 1回転 | 360° |
分度器を使うときは、中心を角の頂点に合わせ、0°の線を辺に合わせて、もう一方の辺がさす目もりを読みます。 目もりは0°から始まる側を読むように気をつけましょう。
2. 角度のたし算・ひき算
まっすぐ(180°)や1回転(360°)をもとに、わからない角度を計算で求められます。
例題1
一直線の上に角があります。 となり合う角の片方が 130° のとき、もう片方の角は何度ですか。
一直線はまっすぐで 180° です。 そこから 130° を引くと、
答えは 50° です。
例題2
三角じょうぎを2まい組み合わせて、45° と 30° の角をならべました。 合わせた角の大きさは何度ですか。
2つの角をたすので、
答えは 75° です。
大事:角度は、長さと同じようにたしたり引いたりできます。 「まっすぐ = 180°」「1回転 = 360°」をもとに考えましょう。
3. 垂直と平行
- 垂直… 2本の直線が直角(90°)に交わること
- 平行… 2本の直線が、どこまでのばしても交わらないこと
平行な2本の直線は、はばがどこも同じです。 また、1本の直線に垂直な2本の直線どうしは、平行になります。
例題3
下の図で、直線アと直線イは平行です。 直線アに 60° で交わる直線を引くと、その直線が直線イと交わる角は何度ですか。
平行な直線は、はばがどこも同じです。 1本の直線が平行な2本と交わるとき、同じ位置にできる角は等しくなります。 だから、直線イと交わる角も、
答えは 60° です。
注意: 垂直は「直角に交わる」、平行は「交わらない」。 言葉のちがいをしっかりおぼえましょう。
4. どう問われるか
- 分度器で角の大きさを読む
- 一直線(180°)・1回転(360°)を使って角度を求める
- 三角定規の角(45°・30°・60°など)を組み合わせる
- 垂直・平行の直線を見分ける
よくまちがえるところ
角の大きさでは、分度器の読み方のまちがいがとても多いです。
| まちがい | 例 | 直し方 |
|---|---|---|
| 外側と内側の目もりを取りちがえる | 50°の角を 130° と読む | 0°の線を合わせたほうの目もりを読む |
| 分度器の中心を頂点に合わせない | 中心が辺の上にずれたまま読む | 中心の印を角の頂点にぴたりと合わせる |
| 180°と360°を取りちがえる | 一直線の残りの角を 360 - 130 = 230° とする | 一直線は 180°。180 - 130 = 50° |
| 垂直と平行を言いかえる | 「交わらない2本の直線は垂直」と答える | 垂直は直角に交わる、平行は交わらない |
いちばん多いのは目もりの取りちがえです。分度器には目もりが2列あり、外側は左から、内側は右から数がふえていきます。0°を合わせたほうの列だけを読むと決めておけば、まちがえません。読んだあとに「この角は直角より大きいか小さいか」を見ると、130° と 50° の取りちがえにすぐ気づけます。
分度器の使い方の手順
| 順番 | すること | 気をつけること |
|---|---|---|
| 1 | 中心を角の頂点に合わせる | 中心の印を頂点にぴったり |
| 2 | 0°の線を、角の1本の辺に重ねる | 辺が短いときは、のばして考える |
| 3 | もう1本の辺がさす目もりを読む | 0°を合わせた側の列を読む |
| 4 | 直角とくらべてたしかめる | 直角より大きければ 90°より大きい |
角度は、おぼえておくとべんりな数があります。
| もとになる角 | 大きさ | 使い方 |
|---|---|---|
| 直角 | 90° | 大きいか小さいかの目安 |
| 一直線 | 180° | となりの角 = 180 - もう一方 |
| 1回転 | 360° | まわりの角をぜんぶたすと360° |
| 三角定規 | 30°・45°・60°・90° | 組み合わせて 75°・105° などを作る |
大事: 90°より小さく見えるのに答えが 130° になったら、目もりを取りちがえています。見た目とくらべることが、いちばん早いたしかめ方です。
自分でチェック
- 分度器の中心と0°の線の合わせ方が言える
- 目もりの読む列を、0°を合わせた側だと言える
- 一直線は180°、1回転は360°と言える
- 180°や360°を使って、わからない角度を求められる
- 垂直と平行のちがいを言える
まとめ
- 角の大きさは度(°)で表す。直角90°・まっすぐ180°・1回転360°
- 角度はたし算・ひき算で求められる
- 垂直は直角に交わる、平行はどこまでも交わらない
次の章では、四角形と立体を学びます。
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