折れ線グラフとともなって変わる2つの数量
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この章で学ぶこと
この章では、折れ線グラフの読み方と、ともなって変わる2つの数量を学びます。 変わっていくようすを、グラフや表、式で表せるようになりましょう。
- 折れ線グラフから、数や変わり方を読み取れる
- 変わり方が大きいところ・小さいところを見分けられる
- ともなって変わる2つの数量を、表や式で表せる
ポイント: 折れ線グラフは、線のかたむきで変わり方がわかります。 急に上がっているところは変わり方が大きく、平らなところは変わっていません。
1. 折れ線グラフの読み方
折れ線グラフは、変わっていくようすを表すのにべんりです。 横じくに時こく(月や時間)、たてじくに気温や人数などをとり、点を線でつなぎます。
たとえば、ある日の気温を表したグラフがあるとします。
| 時こく | 気温 |
|---|---|
| 午前9時 | 14°C |
| 午前10時 | 17°C |
| 午前11時 | 21°C |
| 正午 | 23°C |
例題1
上の表で、気温の上がり方がいちばん大きいのは、どの時こくの間ですか。
それぞれの間の上がり方を計算します。
- 9時→10時: (°C)
- 10時→11時: (°C)
- 11時→正午: (°C)
いちばん大きいのは 10時から11時の間(4°C) です。 折れ線グラフでは、この間の線がいちばん急になります。
大事: 折れ線グラフでは、線のかたむきが急なほど、変わり方が大きいです。 線が右上がりならふえ、右下がりならへっています。
2. ともなって変わる2つの数量
一方が変わると、もう一方も決まって変わる2つの数量を考えます。 表に整理すると、変わり方のきまりが見えてきます。
例題2
1辺が □ cm の正方形があります。 まわりの長さは何 cm になりますか。 表にして、きまりを見つけましょう。
正方形のまわりは、辺が4つ分です。
| 1辺(cm) | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| まわり(cm) | 4 | 8 | 12 | 16 |
1辺が1cmふえると、まわりは4cmふえています。 式で表すと、
となります。 だから、1辺が 6cm のときのまわりは cm です。
例題3
水そうに、はじめから 5L の水が入っています。 1分間に 3L ずつ水を入れます。 □ 分後の水の量は何 L ですか。
はじめの5Lに、3L ずつふえていきます。 表にすると、
| 時間(分) | 0 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|
| 水の量(L) | 5 | 8 | 11 | 14 |
式で表すと、
となります。 だから、10分後の水の量は L です。
注意: 「はじめの分」があるかどうかに気をつけましょう。 例題3では、0分のときにすでに5L入っています。
3. どう問われるか
- 折れ線グラフから、ある時こくの値や、変わり方を読む
- 変わり方がいちばん大きい(小さい)区間を見分ける
- ともなって変わる2量を、表や式で表す
- 式を使って、表にない値を求める
よくまちがえるところ
グラフの問題は、グラフの読み方でつまずくことがほとんどです。
| まちがい | 例 | 直し方 |
|---|---|---|
| 「大きさ」と「変わり方」を混ぜる | 上がり方がいちばん大きい時こくを聞かれて、気温がいちばん高い正午と答える | 変わり方は、となり合う2つの差で見る |
| たてじくの1目もりを1と決めつける | 1目もりが2°Cなのに1°Cとして読む | 目もりの数字を先にたしかめる |
| 折れ線グラフと棒グラフを使い分けない | 組ごとの人数を折れ線で表す | 変わるようすは折れ線グラフ、くらべるのは棒グラフ |
| はじめにある分をわすれる | 5L 入った水そうに毎分3L 入れて、10分後を 3 × 10 = 30L とする | 5 + 3 × 10 = 35L |
いちばん多いのは「大きさ」と「変わり方」の取りちがえです。気温がいちばん高いのは、グラフの点がいちばん上にあるところ。上がり方がいちばん大きいのは、線のかたむきがいちばん急なところで、2つの点の差がいちばん大きいところです。表があるときは、となり合う数の差を全部書き出してからくらべると確実です。
グラフの読み取りの手順
| 順番 | すること | 見るところ |
|---|---|---|
| 1 | 何のグラフかを読む | 表題と、たてじく・横じくの名前 |
| 2 | 1目もりの大きさを調べる | じくの数字と数字の間を数える |
| 3 | 聞かれているのが値か変わり方かを見る | 「何度か」は値、「上がり方」は差 |
| 4 | 差を出してくらべる | となり合う点の差を書き出す |
差を書き出すと、下のようにひと目でわかります。
| 区間 | 計算 | 変わり方 |
|---|---|---|
| 9時 → 10時 | 17 - 14 | 3°C |
| 10時 → 11時 | 21 - 17 | 4°C |
| 11時 → 正午 | 23 - 21 | 2°C |
大事: ともなって変わる2つの数量では、はじめの分があるかどうかを表の0のところで必ずたしかめます。0分のときが0でないなら、式は「はじめの数 + ふえる数 × 時間」になります。
自分でチェック
- 折れ線グラフの1目もりの大きさを先にたしかめられる
- 「いちばん高い」と「いちばん上がった」を区別できる
- となり合う点の差を出して、変わり方をくらべられる
- 表を見て、ともなって変わる2量のきまりを見つけられる
- はじめの分をふくめて式を作れる(5 + 3 × 時間 など)
まとめ
- 折れ線グラフは変わるようすを表す。線が急なほど変わり方が大きい
- ともなって変わる2量は表に整理するときまりが見える
- きまりを式(○ = △ × □ など)で表すと、表にない値も求められる
これで8級の全範囲を学び終えました。 計算をていねいに、文章をよく読んで、たくさん練習しましょう。 一問一答と問題集で力だめしをしてみてください。
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