整数の四則 — わり算の筆算と計算の順じょ
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この章で学ぶこと
この章では、整数の計算、とくにわり算の筆算を学びます。 小3では1けたでわるわり算をしましたが、小4では2けたや3けたでわるわり算に進みます。
- わり算の筆算(2けた・3けたでわる)ができる
- 「わられる数 = わる数 × 商 + あまり」でたしかめられる
- たし算・ひき算・かけ算・わり算の計算の順じょがわかる
ポイント: わり算の筆算は、たてる → かける → ひく → おろすのくり返しです。 この4つのリズムをおぼえましょう。
1. わり算の筆算
わり算の筆算は、つぎの4つをくり返します。
- たてる(商を1つたてる)
- かける(たてた数 × わる数)
- ひく(上の数からひく)
- おろす(つぎのけたをおろす)
例題1
483 ÷ 21 を計算しましょう。
まず、48 のなかに 21 がいくつ入るかを考えます。 、 なので、入るのは 2回。 商の十の位に 2 をたてます。
つぎに、一の位の 3 をおろして 63。 なので、商の一の位に 3 をたてると、ちょうど 0 になります。
たしかめ: 。 ぴったりなので正しいです。
例題2(あまりのあるわり算)
500 ÷ 23 を計算しましょう。
なので、50 のなかに 23 は 2回。 。 一の位の 0 をおろして 40。 なので、商の一の位に 1 をたてて 。
たしかめ: 。 正しいです。
大事: あまりは、いつもわる数より小さくなります。 あまりがわる数と同じか大きいときは、商をもう1つ大きくできるはずです。
2. 計算の順じょ
たし算・ひき算・かけ算・わり算が混じった式は、つぎの順じょで計算します。
- かっこ ( ) の中を先に
- つぎにかけ算・わり算
- さいごにたし算・ひき算
例題3
12 + 8 × 3 を計算しましょう。
かけ算が先なので、。 そのあとたし算をして、
答えは 36 です。 順番をまちがえて としないように気をつけましょう。
例題4
(15 - 7) × 4 を計算しましょう。
かっこの中が先なので、。 そのあとかけ算をして、
答えは 32 です。
3. どう問われるか
- 2けた・3けたでわるわり算の筆算(わり切れる・あまりあり)
- あまりのあるわり算で「あまりはいくつか」
- かけ算とたし算が混じった式の計算
- かっこのある式の計算
よくまちがえるところ
わり算の筆算と計算の順じょでは、つぎのつまずきがとても多いです。
| まちがい | 例 | 直し方 |
|---|---|---|
| 商を立てる位をまちがえる | 483 ÷ 21 で、商をいきなり一の位から書く | 48 に 21 が入るので、商は十の位から立つ |
| あまりがわる数より大きいまま答える | 500 ÷ 23 を「20 あまり 40」とする | 40 は 23 より大きい。商をもう1つ大きくする |
| 商の0を立てわすれる | 618 ÷ 3 を 26 とする | わられない位にも0を立てて 206 |
| 計算の順じょをまもらない | 12 + 8 × 3 を (12 + 8) × 3 = 60 とする | かけ算わり算が先、たし算ひき算はあと |
いちばん多いのは商の0の立てわすれです。618 ÷ 3 では、まず 6 ÷ 3 = 2 を百の位に立てます。つぎに十の位の 1 をおろしますが、1 のなかに 3 は入りません。ここで十の位に 0 を立てるのがポイントです。0 を書かずにとばすと、けたが1つずれて 26 になってしまいます。
たしかめ方
わり算の答えは、かけ算にもどすとすぐたしかめられます。
| 種類 | たしかめの式 | 例 |
|---|---|---|
| わり切れるとき | わる数 × 商 = わられる数 | 21 × 23 = 483 |
| あまりがあるとき | わる数 × 商 + あまり = わられる数 | 23 × 21 + 17 = 500 |
| あまりの大きさ | あまり < わる数 | 17 < 23 なので正しい |
計算する前にだいたいの答えを見当しておくと、けたのずれにも気づけます。483 ÷ 21 なら、21 を 20 とみて 480 ÷ 20 = 24 くらい。答えの 23 は近いので、大きくはずれていません。
大事:商の見当をつけるときは、わる数を「何十」に丸めて考えます。21 なら 20、38 なら 40 として考えると、商のけた数がすぐわかります。
自分でチェック
- わり算の筆算を「たてる・かける・ひく・おろす」で進められる
- 商を立てる位を、はじめのわり算で決められる
- あまりがわる数より小さいことをたしかめられる
- 618 ÷ 3 のように、商に0が入る計算ができる
- かっこ・かけ算わり算・たし算ひき算の順じょで計算できる
まとめ
- わり算の筆算はたてる→かける→ひく→おろすのくり返し
- たしかめは「わる数 × 商 + あまり = わられる数」
- あまりはいつもわる数より小さい
- 計算はかっこ → かけ算わり算 → たし算ひき算の順じょ
次の章では、小数のたし算ひき算を学びます。
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