この章で学ぶこと
- 仮定法の基礎(If + 過去形, … would …/I wish)
- 無生物主語(物・ことがらが主語の文)
- 話法(直接話法 ⇄ 間接話法)
ここは2級でよく問われる表現の「入口」です。準2級プラスのうちに基礎を固めておきましょう。
仮定法の基礎(現在の事実に反する「もし〜なら」)
今の事実と違うことを「もし〜なら、…だろうに」と想像するとき、動詞をわざと過去形にします(これを仮定法過去といいます)。
- If I had more time, I would travel around the world. (もっと時間があれば、世界中を旅するのに。=実際は時間がない)
- If I were you, I would accept the offer. (私があなたなら、その申し出を受けるだろう。※仮定法では主語が I でも were を使うのがふつう)
形は 〈If + 主語 + 過去形, 主語 + would / could + 原形〉。
I wish + 仮定法
「〜であればなあ」と、今かなわない願いを表します。
- I wish I could speak French. (フランス語が話せたらなあ。)
無生物主語(物・ことがらが主語)
英語では、人ではなく物やことがらを主語にした言い方をよくします。日本語に訳すときは、主語を「〜によって」「〜のおかげで」のように副詞的に訳すと自然です。
- The news made me happy. (その知らせは私を幸せにした → その知らせで私は幸せになった。)
- This bus will take you to the station. (このバスはあなたを駅に連れていく → このバスに乗れば駅に着く。)
- What made you change your mind? (何があなたの考えを変えたのか → なぜ考えを変えたの?)
話法(直接話法 ⇄ 間接話法)
人の発言を伝える方法です。引用符でそのまま伝えるのが直接話法、自分のことばに直して伝えるのが間接話法です。
- 直接話法: He said, "I am tired."
- 間接話法: He said that he was tired. (時制を一つ過去にずらす/I → he に変える)
疑問文を間接話法にするときは、語順を〈疑問詞 + 主語 + 動詞〉に戻す点に注意します。
- 直接: She asked me, "Where do you live?"
- 間接: She asked me where I lived. (do は消え、語順は主語+動詞)
ポイント: 仮定法は「事実に反する想像 → 過去形にする」、無生物主語は「物が主語 → 訳で工夫」、話法は「直す → 時制と語順に注意」。どれも2級・大学入試で本格的に問われます。ここでは形の基本を覚えておけば十分です。