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化学

化学かがくまな

最終確認日:

このしょうまなぶこと

高校こうこう化学基礎かがくきそだい 1 しょうは、 「化学かがくとはなにをする学問がくもん」 を理解りかいし、 中学ちゅうがくまなんだ内容ないよう高校こうこうりゅう整理せいりなおしょうです。 中学ちゅうがく理科りかの 「原子げんし」 「分子ぶんし」 「化学反応式かがくはんのうしき」 を土台どだいに、 高校こうこうで 1 ねんはん 〜 2 ねんはんまな化学かがく全体ぜんたいぞうをつかみます。

  • 物質ぶっしつ を 「純物質じゅんぶっしつ」 と 「混合物こんごうぶつ」 に分類ぶんるいできる
  • 純物質じゅんぶっしつ単体たんたい化合物かごうぶつ分類ぶんるいできる
  • 元素げんそ単体たんたい のちがいを説明せつめいできる
  • 物理変化ぶつりへんか化学変化かがくへんか区別くべつできる
  • 同素体どうそたいれい (酸素さんそ O₂ とオゾン O₃ など) をあげられる
  • 化学かがく実験じっけん基本きほん安全あんぜんルールをまもれる

ポイント: 中学ちゅうがくで 「物質ぶっしつ」 「原子げんし」 「分子ぶんし」 をまなびました。 高校こうこう化学かがくではさらにこまかく、 「える物質ぶっしつ性質せいしつ」 と 「えない原子げんし分子ぶんしのふるまい」 をつなげて考えかんがえます。 このしょうはその 「橋渡はしわたし」 のしょうです。

1. 化学かがくとはなに

化学かがく定義ていぎ

化学かがく (Chemistry) とは、 「物質ぶっしつ構造こうぞう性質せいしつ変化へんか研究けんきゅうする学問がくもん」 です。 たとえばつぎのような問いとい化学かがくあつかいます。

問いといれいどんな化学かがく知識ちしき使つかうか
みず H₂O はなぜ 100 °C で沸騰ふっとうするか分子ぶんし間の引力いんりょく (水素すいそ結合けつごう)、 状態じょうたい変化へんか
食塩しょくえん NaCl はなぜみずによくけるかイオン結合イオンけつごう水和すいわ
てつ Fe はなぜさびるか酸化還元さんかかんげん反応はんのう電子でんしのやり
プラスチックはなぜえるか有機ゆうき化合かごうぶつ、 C と H の結合けつごう
電池でんちはなぜ電気でんきながすか酸化還元さんかかんげん反応はんのう電子でんしなが

化学かがくあつか範囲はんい

化学かがくつぎのようなおおきな領域りょういきかれます。 高校こうこうではそのくちまなびます。

分野ぶんやあつか内容ないよう高校こうこうでの位置いち
無機むき化学かがくH, C, N, O, Na, Cl, Fe など元素げんそとその化合かごうぶつ (有機ゆうきのぞく)化学かがく (発展はってん)
有機ゆうき化学かがく炭素たんそ C を中心ちゅうしんとした化合かごうぶつ (CH₄, C₂H₅OH, C₆H₆ など)化学かがく (発展はってん)
物理ぶつり化学かがく化学かがく反応はんのうのエネルギー・速度そくど平衡へいこう数式すうしきあらわ化学かがく基礎きそ化学かがく
分析ぶんせき化学かがく物質ぶっしつ同定どうていし、 りょうをはかる (滴定てきていクロマトグラフィー)化学かがく基礎きそ化学かがく
生化学せいかがく生命せいめい現象げんしょう化学かがく説明せつめい (タンパク質たんぱくしつDNA)高校こうこうではふれる程度ていど

中学ちゅうがく理科りかから高校こうこう化学かがく

中学ちゅうがくまなんだこと高校こうこう化学かがくでの発展はってん
原子げんしはそれ以上いじょうけられない原子げんし陽子ようし + 中性子ちゅうせいし + 電子でんし ででき、 電子配置でんしはいち性質せいしつめる
分子ぶんし原子げんしむすびついたもの共有結合きょうゆうけつごうイオン結合イオンけつごう金属結合きんぞくけつごう種類しゅるい区別くべつ
化学反応式かがくはんのうしき変化へんかあらわmol量的りょうてき関係かんけい計算けいさん
さんアルカリあるかり中和ちゅうわpH対数たいすうあらわす、 電離度でんりど緩衝液かんしょうえき
酸化還元さんかかんげん電池でんち酸化数さんかすう電気分解でんきぶんかい電池でんち起電きでんりょく

大事だいじ: 中学ちゅうがく化学かがくでは 「だいたいこうなる」 で OK でしたが、 高校こうこう化学かがくでは 「なに g・なに mol で、 なに g・なに mol ができるか」 と 数値すうちあらわします。 mol (モル、 だい 4 しょう) がそのかぎになります。

2. 物質ぶっしつ分類ぶんるい

じゅん物質ぶっしつ混合こんごうぶつ

のまわりの 「もの」 はすべて 物質ぶっしつ です。 物質ぶっしつはまず 「純物質じゅんぶっしつ」 と 「混合物こんごうぶつ」 に分類ぶんるいされます。

区分くぶん定義ていぎれい
純物質じゅんぶっしつ1 種類しゅるいだけの物質ぶっしつでできているみず H₂O、 食塩しょくえん NaCl、 酸素さんそ O₂、 てつ Fe、 どう Cu
混合物こんごうぶつ2 種類しゅるい以上いじょう物質ぶっしつじっている海水かいすい (すい + 食塩しょくえん + …)、 空気くうき (N₂ + O₂ + …)、 牛乳ぎゅうにゅう石油せきゆ

じゅん物質ぶっしつ区別くべつのしかた

じゅん物質ぶっしつ融点ゆうてん沸点ふってん一定いっていあたいしめします。 混合こんごうぶつ融点ゆうてん沸点ふってん一定いっていでなく、 沸騰ふっとう温度おんど変化へんかします。

性質せいしつ純物質じゅんぶっしつ混合物こんごうぶつ
融点ゆうてん沸点ふってん一定いってい
化学かがくしきあらわせる
ろ過ろか蒸留じょうりゅうけられる✕ (けてもおな物質ぶっしつ)

混合こんごうぶつ分離ぶんり方法ほうほう

混合こんごうぶつはさまざまな 分離ぶんり 操作そうさじゅん物質ぶっしつけられます。 高校こうこう化学かがくでよくおも方法ほうほうつぎのとおりです。

方法ほうほう原理げんりれい
ろ過ろか液体えきたい固体こたいのちがい泥水どろみずからすなのぞ
蒸留じょうりゅう沸点ふってんのちがい海水かいすいから真水まみず
分留ぶんりゅう沸点ふってんのちがい (連続れんぞくてきに)石油せきゆをガソリン・灯油とうゆなどにける
再結晶さいけっしょう温度おんどによる溶解度ようかいどのちがい不純物ふじゅんぶつふく硝酸カリウムしょうさんかりうむ純粋じゅんすい
抽出ちゅうしゅつ溶媒ようばいへのけやすさのちがいコーヒーまめからカフェインを
昇華法しょうかほう昇華しょうか (固体こたい気体きたい) のちがいヨウもと I₂ をすなから
クロマトグラフィー吸着きゅうちゃくのしやすさのちがい色素しきそける

ポイント: 蒸留じょうりゅう分留ぶんりゅうはどちらも 「沸点ふってんのちがい」 が原理げんりですが、 1 かい加熱かねつわるのが蒸留じょうりゅう連続れんぞくてきなんだんもくりかえしてこまかくけるのが分留ぶんりゅうです。

単体たんたい化合かごうぶつ

純物質じゅんぶっしつはさらに 「単体たんたい」 と 「化合物かごうぶつ」 にけられます。

区分くぶん定義ていぎれい
単体たんたい1 種類しゅるい元素げんそだけでできている水素すいそ H₂、 酸素さんそ O₂、 てつ Fe、 どう Cu、 ダイヤモンド C
化合物かごうぶつ2 種類しゅるい以上いじょう元素げんそでできているみず H₂O、 食塩しょくえん NaCl、 二酸化炭素にさんかたんそ CO₂、 メタン CH₄

物質ぶっしつ分類ぶんるいまとめ

大分おおいたるいしょう分類ぶんるい具体ぐたいれい
物質ぶっしつ純物質じゅんぶっしつ単体たんたいH₂、 O₂、 N₂、 Fe、 Cu、 Al、 C (ダイヤモンド)
物質ぶっしつ純物質じゅんぶっしつ化合物かごうぶつH₂O、 NaCl、 CO₂、 NH₃、 CH₄、 C₂H₅OH
物質ぶっしつ混合物こんごうぶつ空気くうき海水かいすい牛乳ぎゅうにゅう、 ステンレスこう石油せきゆ

3. 元素げんそ単体たんたい

元素げんそ定義ていぎ

元素げんそ とは、 「物質ぶっしつ構成こうせいする基本きほんてき成分せいぶん」 をあらわ概念がいねんです。 現在げんざい自然しぜん存在そんざいする元素げんそやく 90 種類しゅるい人工じんこうてきつくられたものをふくめると 118 種類しゅるいられています。

代表だいひょうてき元素げんそ元素記号げんそきごう (一部いちぶ) をしめします。

元素げんそ記号きごう由来ゆらい
水素すいそHHydrogen (すいつくるもの)
ヘリウムHeHelium (太陽たいよう意味いみする Helios)
炭素たんそCCarbon
窒素ちっそNNitrogen
酸素さんそOOxygen
ナトリウムNaNatrium (ラテン)
マグネシウムMgMagnesium
アルミニウムAlAluminium
硫黄いおうSSulfur
塩素えんそClChlorine
カリウムKKalium (ラテン)
カルシウムCaCalcium
てつFeFerrum (ラテン)
どうCuCuprum (ラテン)
ぎんAgArgentum (ラテン)
かねAuAurum (ラテン)

元素げんそ単体たんたいのちがい

元素げんそ」 と 「単体たんたい」 は中学ちゅうがくではあいまいに使つかわれがちでしたが、 高校こうこう化学かがくでは厳密げんみつ区別くべつします。

用語ようご意味いみぶんれい
元素げんそ物質ぶっしつ構成こうせいする基本きほん成分せいぶん (概念的がいねんてき)みず H₂O は水素すいそ酸素さんそ元素げんそ からなる」
単体たんたいその元素げんそだけでできた実在じつざい物質ぶっしつ水素すいそガス H₂ は水素すいそ単体たんたい である」

ぶん判断はんだんするコツ:

  • ○○ の元素げんそ」 → 概念がいねん (中身なかみしている)
  • ○○ の単体たんたい」 → 実在じつざいする物質ぶっしつ (ガスや金属きんぞくなど)

大事だいじ:みず水素すいそ酸素さんそでできている」 とうときの 「水素すいそ」 「酸素さんそ」 は 元素げんそします。 「水素すいそガスをあつめた」 とうときの 「水素すいそガス」 は 単体たんたい (H₂) です。 文脈ぶんみゃく使つかけましょう。

元素げんそ確認かくにんする方法ほうほう

ある物質ぶっしつにどんな元素げんそふくまれているかを調しらべる方法ほうほうとして、 高校こうこう化学かがくではつぎれいます。

方法ほうほう確認かくにんできる元素げんそしくみ
炎色反応えんしょくはんのうNa ()、 K (あかむらさき)、 Li (あか)、 Ca (だいだいあか)、 Ba (みどり)、 Cu (あおみどり)元素げんそごとにほのおいろがちがう
沈殿反応ちんでんはんのうCl⁻ (しろ沈)、 SO₄²⁻ (しろ沈)、 Ag⁺ (黒褐色こっかっしょく)試薬しやくくわえて沈殿ちんでんができるか
気体きたい捕集としゅうCO₂ (石灰せっかいすい白濁はくだく)、 H₂ (爆)、 O₂ (つよめる)中学ちゅうがくまなんだ確認かくにんほう

4. 同素体どうそたい

同素体どうそたいとは

同素体どうそたい とは、 「おな元素げんそからなる単体たんたい でありながら、 性質せいしつがちがう ものどうし」 をします。 原子げんしのつながりかた結晶けっしょう構造こうぞうがちがうために、 いろ融点ゆうてん硬さかたさ電気伝導性でんきでんどうせいなどがおおきくことなります。

高校こうこうでよく同素体どうそたい

元素げんそ同素体どうそたいれい性質せいしつのちがい
酸素さんそ O酸素さんそ O₂、 オゾン O₃O₂ は無色むしょく無臭むしゅう、 O₃ はあわ青色あおいろ特有とくゆうのにおい・つよ酸化作用さんかさよう
炭素たんそ Cダイヤモンド、 黒鉛こくえん (グラファイト)、 フラーレン (C₆₀)、 カーボンナノチューブダイヤモンドは無色むしょく透明とうめい最高さいこう硬さかたさ電気でんきとおさない / 黒鉛こくえんくろ・やわらかい・電気でんきとお
硫黄いおう Sはすかた硫黄いおう S₈、 たんはす硫黄いおう S₈、 ゴムじょう硫黄いおう結晶けっしょうかたち弾性だんせいがちがう
リン Pリン (しろリン) P₄、 あかリンリンは自然しぜん発火はっかせい有毒ゆうどくあかリンは比較的ひかくてき安定あんてい・マッチのがわやく

炭素たんそ同素体どうそたいをくらべる

同素体どうそたい構造こうぞういろ硬さかたさ電気でんき用途ようと
ダイヤモンドせいよん面体めんていがくりかえす共有結合の結晶きょうゆうけつごうのけっしょう無色むしょく最高さいこうとおさない宝石ほうせき切削せっさく工具こうぐ
黒鉛こくえん平面へいめんじょうそうがファンデルワールスりょくかさなるくろやわらかいよくとお鉛筆えんぴつのしん、 電極でんきょく
フラーレン C₆₀サッカーボールがた分子ぶんしくろ半導体はんどうたいてき研究けんきゅう材料ざいりょう開発かいはつ
カーボンナノチューブ黒鉛こくえんつつじょういた構造こうぞうくろ非常ひじょうつよとおこう強度きょうど材料ざいりょう半導体はんどうたい

ポイント:同素体どうそたい」 は おな元素げんそ単体たんたいどうし です。 「すい H₂O と過酸化水素かさんかすいそ H₂O₂」 や 「メタン CH₄ とエタン C₂H₆」 は化合かごうぶつどうしなので同素体どうそたいではありません。 かならず 「単体たんたいどうし」 という条件じょうけんおもしてください。

5. 物理ぶつり変化へんか化学かがく変化へんか

物理ぶつり変化へんか

物理変化ぶつりへんか とは、 「物質ぶっしつそのものはわらずかたち状態じょうたい (固体こたい液体えきたい気体きたい) だけがわる変化へんか」 です。

れいなにわるか物質ぶっしつは ?
こおりがとけてみずになる状態じょうたい (固体こたい液体えきたい)H₂O のまま
みず蒸発じょうはつする状態じょうたい (液体えきたい気体きたい)H₂O のまま
砂糖さとうみずけるかたち (つぶ水溶液すいようえき)砂糖さとうみずのまま
てつこまかくかたち (おおきさ)Fe のまま

化学かがく変化へんか

化学変化かがくへんか (化学かがく反応はんのう) とは、 「もとの物質ぶっしつとはべつ物質ぶっしつしょうじる変化へんか」 です。 化学反応式かがくはんのうしきあらわせます。

れい反応はんのうしきなにこるか
水素すいそ酸素さんそ反応はんのうしてみずができる2H₂ + O₂ → 2H₂Oべつ物質ぶっしつ (すい) ができる
てつえて酸化さんかてつになる4Fe + 3O₂ → 2Fe₂O₃べつ物質ぶっしつ (酸化さんかてつ) ができる
炭酸たんさん水素すいそナトリウムが加熱かねつ分解ぶんかい2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂3 種類しゅるいべつ物質ぶっしつができる
塩酸えんさん水酸化すいさんかナトリウムが中和ちゅうわHCl + NaOH → NaCl + H₂ONaCl と H₂O ができる

物理ぶつり変化へんか化学かがく変化へんか見分みわかた

観点かんてん物理変化ぶつりへんか化学変化かがくへんか
べつ物質ぶっしつができるかできないできる
化学かがくしきわるかわらないわる
もとにもどせるかおおくはもどせる (こおりみず)もどしにくい (一般いっぱんに)
れい融解ゆうかい蒸発じょうはつ凝固ぎょうこ溶解ようかい燃焼ねんしょう中和ちゅうわ酸化さんか還元かんげん分解ぶんかい化合かごう

状態じょうたい変化へんか (物理ぶつり変化へんか代表だいひょう)

名称めいしょう変化へんか
融解ゆうかい固体こたい液体えきたい (こおりみず)
凝固ぎょうこ液体えきたい固体こたい (すいこおり)
蒸発じょうはつ / 沸騰ふっとう液体えきたい気体きたい (すい水蒸気すいじょうき)
凝縮ぎょうしゅく気体きたい液体えきたい (水蒸気すいじょうきみず)
昇華しょうか固体こたい気体きたい (ドライアイス CO₂、 ヨウもと I₂)
凝華ぎょうか (析出せきしゅつ)気体きたい固体こたい

大事だいじ:える」 「さびる」 「くさ」 「爆発ばくはつする」 「しょくわる」 は化学かがく変化へんかのサインです。 一方いっぽう、 「がたわる」 「ける」 「蒸発じょうはつする」 「える」 は物理ぶつり変化へんかのことがおおいです。

6. 化学かがくまなぶための道具どうぐ

よく使つか実験じっけん器具きぐ

高校こうこう化学かがく実験じっけんでは、 中学ちゅうがくおな器具きぐくわえて、 高校こうこうあたらしくてくる器具きぐがあります。

器具きぐ使つかかた
ビーカー反応はんのうこす、 物質ぶっしつかす (体積たいせき正確せいかくでない)
メスシリンダーめすしりんだー液体えきたい体積たいせきを 1 mL 単位たんいではかる
ホールピペット一定いってい体積たいせき (10 mL など) を正確せいかくにはかる
メスフラスコ一定いってい体積たいせき (100 mL など) の標準溶液ひょうじゅんようえきつく
ビュレット滴定てきていえきすこしずつくわえる
こまごめピペット少量しょうりょうえきうつす (ゴムだまき)
試験管しけんかん少量しょうりょう反応はんのう観察かんさつ
ガスバーナー加熱かねつ
電子天秤でんしてんびん質量しつりょうを 0.01 g 単位たんいではかる

単位たんい接頭せっとう

化学かがくでは SI 単位たんい使つかいます。 かずおおきいとき・ちいさいときは 接頭せっとう使つかいます。

接頭せっとう記号きごう倍率ばいりつ
キロk10³ (1 000)
ヘクトh10² (100)
(基本きほん)1
ミリm10⁻³ (0.001)
マイクロμ10⁻⁶
ナノn10⁻⁹
ピコp10⁻¹²
物理ぶつりりょう単位たんいれい
質量しつりょうg (グラム)、 kg1 kg = 10³ g
体積たいせきL (リットル)、 mL1 L = 10³ mL = 10³ cm³
物質ぶっしつりょうmol (モル)だい 4 しょうまな
温度おんどK (ケルビン)、 °CT [K] = t [°C] + 273
圧力あつりょくPa (パスカル)1 atm ≒ 1.013 × 10⁵ Pa
濃度のうどmol/Lモル濃度モルのうど

有効ゆうこう数字すうじ

実験じっけんられた数値すうち有効数字ゆうこうすうじ意識いしきしてきます。 たとえば 「2.50 g」 と 「2.5 g」 はおなあたいでも 精度せいどがちがう ことをあらわします。

  • 2.5 g → 有効ゆうこう数字すうじ 2 けた (2.45 〜 2.55 の)
  • 2.50 g → 有効ゆうこう数字すうじ 3 けた (2.495 〜 2.505 の)
  • 0.025 → 0 はけたあらわすだけなので有効ゆうこうでなく、 有効ゆうこう数字すうじは 2 けた

ざんざん結果けっかは、 使つかった数値すうちなかでいちばんすくないけたすう にそろえます。

7. 化学かがく実験じっけん安全あんぜん配慮はいりょ

一般いっぱんてき安全あんぜんルール

項目こうもく内容ないよう
服装ふくそう白衣はくいる、 ながかみむすぶ、 サンダル不可ふか
保護ほご保護メガネほごめがね全員ぜんいん必須ひっす (薬品やくひん破片はへんからまもる)
保護ほごつよ薬品やくひんあつかうときは 手袋てぶくろ
換気かんきドラフトチャンバー (排気はいき装置そうち) で揮発きはつせい薬品やくひんあつか
食事しょくじ実験じっけんしつ飲食いんしょく禁止きんし、 ピペットをくちわない
緊急きんきゅうシャワー・アイウォッシュ・消火器しょうかき位置いち把握はあく

化学かがく薬品やくひん取扱とりあつかい

薬品やくひん危険きけんせい対策たいさく
硫酸りゅうさん H₂SO₄つよ脱水だっすいせい高温こうおんはっするみずすこしずつくわえる (ぎゃく危険きけん)、 保護メガネほごめがね
塩酸えんさん HCl揮発きはつせい刺激しげきしゅう強酸きょうさんドラフトどらふとあつかう、 換気かんき
硝酸しょうさん HNO₃強酸きょうさん + 酸化作用さんかさようドラフトどらふと金属きんぞく反応はんのうして有毒ゆうどくガス
水酸化すいさんかナトリウム NaOH強塩基きょうえんき皮膚ひふかす固体こたい直接ちょくせつさわらない、 保護メガネほごめがね
アンモニア NH₃ みず刺激しげきしゅうにしみる換気かんき、 こまごめピペット
有機ゆうき溶媒ようばい (アセトン・エーテル)引火いんかせい火気かき厳禁げんきん換気かんき

強酸きょうさんつよし塩基えんきあつか注意ちゅうい

  • うすめるときはかならず 「みずさん」 のじゅんくわえる (硫酸りゅうさんみずくわえる、 ぎゃくは突にえ危険きけん)
  • 皮膚ひふいたら すぐに大量たいりょう流水りゅうすいで 15 ぶん以上いじょうあら + 保健ほけんしつ
  • ふくいた場合ばあいはすぐに

加熱かねつ・ガラス器具きぐ注意ちゅうい

場面ばめん注意ちゅうい
加熱かねつガスバーナーの元栓もとせん空気くうき燃料ねんりょうじゅんける、 すときはぎゃく
試験管しけんかん加熱かねつくち自分じぶん他人たにんけない、 沸騰石ふっとうせきれる
ガラス破損はそん軍手ぐんてひろう、 直接ちょくせつさわらない
廃棄はいきながしにてない廃液はいえき容器ようき分別ふんべつ

8. ふりかえり

このしょうまなんだことを確認かくにんしましょう。

  • [ ]化学かがく物質ぶっしつ構造こうぞう性質せいしつ変化へんか研究けんきゅうする学問がくもんであるとえる
  • [ ]純物質じゅんぶっしつ混合物こんごうぶつ区別くべつでき、 混合物こんごうぶつ分離ぶんり方法ほうほう (ろ過ろか蒸留じょうりゅう分留ぶんりゅう再結晶さいけっしょうなど) をあげられる
  • [ ]純物質じゅんぶっしつ単体たんたい化合物かごうぶつけられる
  • [ ]元素げんそ単体たんたいのちがい (概念がいねん vs 実物じつぶつ) をぶん説明せつめいできる
  • [ ]同素体どうそたいれい (酸素さんそ O₂ とオゾン O₃、 ダイヤモンドと黒鉛こくえんなど) をあげられる
  • [ ]物理変化ぶつりへんか化学変化かがくへんか見分みわかたえる
  • [ ]ホールピペット・メスフラスコ・ビュレットの用途ようと説明せつめいできる
  • [ ]有効数字ゆうこうすうじ意識いしきして数値すうちける
  • [ ]化学かがく実験じっけん基本きほん安全あんぜんルール (保護メガネほごめがね換気かんきドラフトどらふと薬品やくひんあつかい) をまもれる

このしょう安全あんぜん配慮はいりょ

  • 保護メガネほごめがねは全実験じっけん必須ひっす (薬品やくひん破片はへんはいると失明しつめいリスク)
  • 硫酸りゅうさんうすめるときは 「みずさん」 をまも (ぎゃくは突にえだいやけど)
  • 強酸きょうさんつよし塩基えんき皮膚ひふいたら大量たいりょうみずで 15 ぶん以上いじょうあら
  • 加熱かねつした試験管しけんかんくち自分じぶん他人たにんけない (突にえ中身なかみす)
  • 廃液はいえきながしにてず、 廃液はいえき容器ようき分別ふんべつ (環境かんきょう配管はいかんまもる)

しょう: だい 2 しょうでは、 原子げんし内部ないぶ構造こうぞう (陽子ようし中性子ちゅうせいし電子でんし) と 周期表しゅうきひょうまなびます。 中学ちゅうがくでは 「原子げんしはそれ以上いじょうけられない」 とまなびましたが、 高校こうこう化学かがくでは原子げんしなかをのぞき、 「電子配置でんしはいち元素げんそ性質せいしつめる」 ことをります。 周期しゅうきひょうがなぜあのかたちをしているのか、 その答えこたええてきます。

ビーカー・三角フラスコ・メスシリンダー等の実験器具
化学かがく実験じっけんようガラス器具きぐ — ビーカー・三角フラスコさんかくフラスコメスシリンダーめすしりんだー試験管しけんかんなど。 高校こうこう化学かがく実験じっけんかなら使つか基本きほん道具どうぐ
丸底フラスコ・リービッヒ冷却管・三角フラスコを並べた蒸留装置の写真
蒸留じょうりゅう装置そうちまるそこフラスコで液体えきたい加熱かねつして気化きかさせ、 リービッヒ冷却管リービッヒれいきゃくかんやして凝縮ぎょうしゅく三角さんかくフラスコにあつめる。 海水かいすい真水まみず、 ワイン → エタノールのように 沸点ふってん利用りようして混合物こんごうぶつ分離ぶんりする代表だいひょうてき操作そうさ
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