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化学

化学かがく結合けつごう

最終確認日:

このしょうまなぶこと

だい 3 しょうでは、 「原子げんし原子げんしがどうむすびつくか」 をまなびます。 原子げんしあつまって物質ぶっしつつくるとき、 むすびつきかたおおきく 3 種類しゅるいあります。

  • イオン結合イオンけつごう (陽イオンようイオン陰イオンいんイオン静電気せいでんきりょく)
  • 共有結合きょうゆうけつごう (電子でんし共有きょうゆうう)
  • 金属結合きんぞくけつごう (金属きんぞく原子げんし自由電子じゆうでんし共有きょうゆう)

そして結合けつごう種類しゅるいがちがうと、 できる 結晶けっしょう性質せいしつ (融点ゆうてん硬さかたさ電気でんき伝導でんどうせいなど) もおおきくことなります。

  • 共有結合きょうゆうけつごう極性きょくせい無極性むきょくせい区別くべつできる
  • 電気陰性度でんきいんせいど結合けつごう種類しゅるい予想よそうできる
  • 4 種類しゅるい結晶けっしょう (イオン結晶イオンけっしょう分子結晶ぶんしけっしょう共有結合の結晶きょうゆうけつごうのけっしょう金属結晶きんぞくけっしょう) の性質せいしつくらべられる
  • 配位結合はいいけつごう (アンモニウムイオン NH₄⁺ など) のしくみを説明せつめいできる

ポイント: だい 2 しょうまなんだ 価電子かでんし がこのしょう主役しゅやくです。 価電子かでんしやりとり すればイオン結合イオンけつごう共有きょうゆう すれば共有結合きょうゆうけつごう自由じゆうなが金属結合きんぞくけつごうです。

1. イオンとイオン結合けつごう

Na+とCl-が交互に並ぶ立方体格子のイオン結晶模型
塩化ナトリウムえんかなとりうむ NaCl の結晶けっしょう構造こうぞう — Na⁺ (むらさき) と Cl⁻ (みどり) が交互こうごならイオン結晶イオンけっしょう立方体りっぽうたい格子こうしつくる。

イオンとは

原子げんし電子でんしうしなったりったりして 電気でんきびた粒子りゅうし になったものを イオンいおんびます。 + の電気でんきびたものを 陽イオンようイオン (カチオン)、 − の電気でんきびたものを 陰イオンいんイオン (アニオン) とびます。

種類しゅるいれいあたいすう電子でんし配置はいち (まれガスとおなじになる)
陽イオンようイオンNa⁺+1Ne とおなじ (2, 8)
陽イオンようイオンK⁺+1Ar とおなじ (2, 8, 8)
陽イオンようイオンMg²⁺+2Ne とおな
陽イオンようイオンCa²⁺+2Ar とおな
陽イオンようイオンAl³⁺+3Ne とおな
陰イオンいんイオンF⁻−1Ne とおな
陰イオンいんイオンCl⁻−1Ar とおな
陰イオンいんイオンO²⁻−2Ne とおな
陰イオンいんイオンS²⁻−2Ar とおな

原子げんしイオン

複数ふくすう原子げんしがまとまって 1 つのイオンとなるものを 多原子イオンたげんしイオンびます。 高校こうこう化学かがくかならおぼえるべきもの:

名前なまえ化学かがくしきあたいすう
アンモニウムイオンNH₄⁺+1
水酸化物すいさんかぶつイオンOH⁻−1
硝酸しょうさんイオンNO₃⁻−1
炭酸たんさん水素すいそイオンHCO₃⁻−1
酢酸さくさんイオンCH₃COO⁻−1
塩化えんかぶつイオンCl⁻−1
硫酸りゅうさんイオンSO₄²⁻−2
炭酸たんさんイオンCO₃²⁻−2
リンさんイオンPO₄³⁻−3

イオン結合けつごう

陽イオンようイオン陰イオンいんイオン静電気せいでんきりょく (クーロン力クーロンりょく) でむすびつくのが イオン結合イオンけつごう です。 一般いっぱん金属きんぞく元素げんそ非金属ひきんぞく元素げんそでできます。

れい反応はんのう
Na (1 ぞく) + Cl (17 ぞく)Na → Na⁺ + e⁻、 Cl + e⁻ → Cl⁻、 Na⁺ + Cl⁻ → NaCl
Mg (2 ぞく) + 2Cl (17 ぞく)Mg²⁺ + 2Cl⁻ → MgCl₂
2Na (1 ぞく) + O (16 ぞく)2Na⁺ + O²⁻ → Na₂O
Ca (2 ぞく) + O (16 ぞく)Ca²⁺ + O²⁻ → CaO

イオンしき組成そせいしき

イオン結合イオンけつごうでできた物質ぶっしつ組成式そせいしきあらわします (分子ぶんしとしての単位たんい存在そんざいしないため)。 全体ぜんたい電気でんき中性ちゅうせい になるように、 かげめます。

イオンかげイオン組成そせいしき
Na⁺Cl⁻NaCl
Na⁺SO₄²⁻Na₂SO₄ (Na 2 )
Ca²⁺OH⁻Ca(OH)₂ (OH 2 )
Al³⁺SO₄²⁻Al₂(SO₄)₃ (3 + 2 の最小公倍数さいしょうこうばいすう)
NH₄⁺NO₃⁻NH₄NO₃

ポイント: 組成式そせいしきかた: ① イオンをさき、 ② 電荷でんか中性ちゅうせいになる比率ひりつ で、 ③ 原子げんしイオン が 2 以上いじょう必要ひつようなときは ( ) でくくってかずえる (れい: Ca(OH)₂)。

2. 共有きょうゆう結合けつごう

共有きょうゆう結合けつごうとは

非金属ひきんぞく元素げんそ原子げんしどうしが、 電子でんしい、 共有きょうゆうして むすびつくのが 共有結合きょうゆうけつごう です。 共有きょうゆうする電子でんしたい共有電子対きょうゆうでんしついびます。 H₂、 O₂、 N₂、 Cl₂ などの単体たんたいや、 H₂O、 CO₂、 NH₃、 CH₄ などの化合かごうぶつがこれにあたります。

電子でんししき構造こうぞうしき

共有結合きょうゆうけつごうあらわすときは、 元素げんそ記号きごうのまわりに価電子かでんしを 「:」 や 「・」 で電子式でんししき と、 共有きょうゆう電子でんしたいを 「−」 (ぼう 1 ほんで 1 ペア) で構造式こうぞうしき の 2 種類しゅるいがあります。

物質ぶっしつ化学かがくしき構造こうぞうしき共有きょうゆう電子でんしたいかず
水素すいそH₂H−H1 (たん結合けつごう)
塩素えんそCl₂Cl−Cl1
酸素さんそO₂O=O2 (じゅう結合けつごう)
窒素ちっそN₂N≡N3 (さんじゅう結合けつごう)
みずH₂OH−O−H2
アンモニアNH₃H−N(−H)−H3
メタンCH₄H−C(−H)(−H)−H4
二酸化炭素にさんかたんそCO₂O=C=O4 (じゅう × 2)
一酸化いっさんか炭素たんそCOC≡O (1 つは配位結合はいいけつごう)3

たん結合けつごうじゅう結合けつごう三重みえ結合けつごう

種類しゅるい共有きょうゆう電子でんしたいれい
たん結合けつごう (−)1 ペアH−H、 Cl−Cl、 H−O
じゅう結合けつごう (=)2 ペアO=O、 O=C=O
さんじゅう結合けつごう (≡)3 ペアN≡N、 H−C≡C−H (アセチレン)

ポイント: N₂ (さんじゅう結合けつごう) はとても安定あんていで、 空気くうきちゅうやく 78 % 存在そんざいするのに反応はんのうしにくい理由りゆうです。 一方いっぽう O₂N=O などは反応はんのうせいがあります。

はい結合けつごう

通常つうじょう共有結合きょうゆうけつごうは 「両方りょうほう原子げんしが 1 ずつ電子でんしう」 ですが、 片方かたほう原子げんしだけが電子でんしたい提供ていきょう する結合けつごう配位結合はいいけつごうびます。 一度いちど結合けつごうしてしまえば、 通常つうじょう共有きょうゆう結合けつごう区別くべつできません。

れいしくみ
アンモニウムイオン NH₄⁺NH₃ の N が共有きょうゆう電子でんしたいを H⁺ に提供ていきょうして 4 結合けつごう
オキソニウムイオン H₃O⁺H₂O の O が H⁺ に電子でんしたい提供ていきょう
錯イオン ([Cu(NH₃)₄]²⁺ など)はい (NH₃ や H₂O) が中心ちゅうしん金属きんぞくイオンに電子でんしたい提供ていきょう

3. 共有きょうゆう結合けつごう極性きょくせい

電気でんき陰性いんせい極性きょくせい

だい 2 しょうまなんだ 電気陰性度でんきいんせいど は、 共有きょうゆう結合けつごうなか電子でんしせるつよさをあらわあたいでした。 結合けつごうしている 2 つの原子げんし電気でんき陰性いんせいおおきいほど、 共有きょうゆう電子でんしたい電気でんき陰性いんせいだいきいがわにかたより、 結合けつごう極性きょくせいしょうじます。

結合けつごう電気でんき陰性いんせい極性きょくせい
H−H、 Cl−Cl、 N=N0なし (無極性むきょくせい)
H−Cl3.0 − 2.1 = 0.9あり (Cl がわが −)
H−O3.5 − 2.1 = 1.4あり (O がわが −)
H−N3.0 − 2.1 = 0.9あり (N がわが −)
Na⁺ Cl⁻3.0 − 0.9 = 2.1完全かんぜん移動いどうイオン結合イオンけつごう

極性きょくせい分子ぶんし極性きょくせい分子ぶんし

結合けつごう極性きょくせいがあっても、 分子ぶんし全体ぜんたいとしては ことがあります。 分子ぶんし全体ぜんたいかたち (立体りったい構造こうぞう) がカギです。

分子ぶんし結合けつごう極性きょくせい分子ぶんし全体ぜんたいかたち分子ぶんし全体ぜんたい極性きょくせい
H₂、 N₂、 O₂、 Cl₂なし直線ちょくせんなし
CO₂ (O=C=O)あり直線ちょくせん (左右さゆう対称たいしょう)す → なし
CH₄わずかせいよん面体めんてい (上下じょうげ左右さゆう対称たいしょう)す → なし
H₂Oありせん (104.5°)さない → あり (極性分子きょくせいぶんし)
NH₃あり三角さんかくすいあり
HClあり直線ちょくせんあり

大事だいじ: 極性分子きょくせいぶんし (H₂O、 NH₃、 HCl)極性きょくせい分子ぶんしどうしでい、 無極性分子むきょくせいぶんし (O₂、 CO₂、 CH₄)極性きょくせい分子ぶんしどうしでいます。 「たものどうしはよく」 が化学かがくだい原則げんそくです。 みず (極性きょくせい) にあぶら (CH₄ けい極性きょくせい) がけないのはこのため。

分子ぶんしかんりょく水素すいそ結合けつごう

共有結合きょうゆうけつごうは 「分子ぶんしない結合けつごう」 (つよい) ですが、 分子ぶんし分子ぶんしにもよわ引力いんりょくがあります。 これを 分子間力ぶんしかんりょく (ファンデルワールス力ファンデルワールスりょく) とびます。

とくに、 H が F、 O、 N とむすびついた分子ぶんし どうしにはたらつよ引力いんりょく水素結合すいそけつごうびます。 みず H₂O が室温しつおん液体えきたい (CH₄ や H₂S は気体きたい) であるのは、 水素すいそ結合けつごうのおかげです。

分子ぶんしかんちからつよさの目安めやす
共有結合きょうゆうけつごう (内部ないぶ)やく 400 kJ/mol
水素結合すいそけつごうやく 20 kJ/mol
ファンデルワールス力ファンデルワールスりょくやく 1 〜 10 kJ/mol

4. 金属きんぞく結合けつごう

金属きんぞく結合けつごうとは

金属結合きんぞくけつごう とは、 金属きんぞく原子げんし価電子かでんし共有きょうゆうい、 自由じゆううご自由電子じゆうでんし結合けつごうです。 金属きんぞくイオン (イオン) を自由じゆう電子でんしつつみこむイメージです。

金属きんぞく性質せいしつ

自由電子じゆうでんし自由じゆううごけることから、 金属きんぞくにはつぎのような性質せいしつがあります。

性質せいしつ理由りゆう
電気伝導性でんきでんどうせい (電気でんきをよくとおす)自由じゆう電子でんし電場でんばながれる
熱伝導性ねつでんどうせい (ねつをよくつたえる)自由じゆう電子でんしねつはこ
展性てんせい (たたくとひろがる)結合けつごうが 「ずれてもれない」
延性えんせい (るとびる)同上どうじょう
金属光沢きんぞくこうたく自由じゆう電子でんしひかり反射はんしゃ

おも金属きんぞく性質せいしつ

金属きんぞく用途ようと特徴とくちょう
てつ Fe鉄道てつどう建築けんちく機械きかい安価あんかつよい、 さびやすい
どう Cu電線でんせん電気でんきねつをよくとお
アルミニウム Alかん、 サッシ、 飛行機ひこうきかるい、 さびにくい (酸化さんか皮膜ひまく)
ぎん Ag装飾そうしょく反射はんしゃきょう電気でんきねつ伝導でんどう最高さいこう
かね Au装飾そうしょく電子でんし部品ぶひんさびない、 展性てんせい延性えんせい最大さいだい
水銀すいぎん Hg体温計たいおんけい (きゅう)、 蛍光けいこうとう唯一ゆいいつ液体えきたい金属きんぞく

5. 4 種類しゅるい結晶けっしょう

ダイヤモンドの結晶と黒鉛のかたまり
ダイヤモンド (ひだり) と 黒鉛こくえん (グラファイト) (みぎ) — どちらも炭素たんそ C の同素体どうそたい共有結合きょうゆうけつごうのつながりかたがちがうため、 性質せいしつおおきくちがう。

物質ぶっしつ固体こたいとして 規則正きそくただしくなら結晶けっしょう になります。 結晶けっしょう結合けつごう種類しゅるいで 4 種類しゅるいかれ、 性質せいしつおおきくことなります。

結晶けっしょうの 4 タイプ

結晶けっしょう種類しゅるい結合けつごう構成こうせい粒子りゅうしれい
イオン結晶イオンけっしょうイオン結合イオンけつごうイオン + かげイオンNaCl、 CaCO₃、 CuSO₄
分子結晶ぶんしけっしょう分子間力ぶんしかんりょく分子ぶんしこおり H₂O、 ドライアイス CO₂、 ヨウもと I₂
共有結合の結晶きょうゆうけつごうのけっしょう共有結合きょうゆうけつごう原子げんし (もうじょう)ダイヤモンド C、 黒鉛こくえん C、 ケイ素けいそ Si、 二酸化にさんかケイ素けいそ SiO₂
金属結晶きんぞくけっしょう金属結合きんぞくけつごう金属きんぞくイオン + 自由じゆう電子でんしFe、 Cu、 Al、 Ag、 Au

4 種類しゅるい結晶けっしょう性質せいしつ比較ひかく

性質せいしつイオン結晶イオンけっしょう分子結晶ぶんしけっしょう共有結合の結晶きょうゆうけつごうのけっしょう金属結晶きんぞくけっしょう
融点ゆうてんたかひく非常ひじょうたか一般いっぱんたか
硬さかたさかたいがもろいやわらかい非常ひじょうにかたい (ダイヤ)展性てんせい延性えんせい
電気でんき固体こたいではとおさず、 水溶液すいようえき融解液ゆうかいえきとおとおさないとおさない (黒鉛こくえんのぞく)よくとお
すいへの溶解ようかいよくけるものがおおけにくい (極性きょくせい分子ぶんし例外れいがい)けないけない
代表だいひょうれいNaCl (融点ゆうてん 801 °C)こおり (0 °C)、 ドライアイス (−78 °C 昇華しょうか)ダイヤモンド (3550 °C)、 SiO₂ (1710 °C)Fe (1538 °C)、 Al (660 °C)、 Hg (−39 °C)

イオン結晶けっしょうのくわしい性質せいしつ

観点かんてん内容ないよう
構造こうぞうNaCl は 面心立方格子めんしんりっぽうこうしちか規則きそく配列はいれつ (Na⁺ と Cl⁻ が交互こうご)
融点ゆうてんたか理由りゆうつよ静電気せいでんきりょく (クーロンりょく) で結合けつごう
もろい理由りゆうちからくわえるとどう符号ふごうのイオンがとない、 反発はんぱつれる
電気でんきとお条件じょうけん固体こたいではイオンがうごけずとおさない、 みずかすか加熱かねつして融解ゆうかいさせるとイオンがうごいてとお

分子ぶんし結晶けっしょう性質せいしつ

観点かんてん内容ないよう
構造こうぞう分子ぶんしがファンデルワールスりょく水素すいそ結合けつごうなら
融点ゆうてんひく理由りゆう分子ぶんしかんりょくよわ
昇華しょうかするれいドライアイス CO₂、 ヨウもと I₂、 ナフタレン
電気でんきとおさない理由りゆう自由じゆううご電子でんしやイオンがない

共有きょうゆう結合けつごう結晶けっしょう

観点かんてん内容ないよう
れいダイヤモンド C、 黒鉛こくえん C、 ケイ素けいそ Si、 SiO₂、 SiC
融点ゆうてん非常ひじょうたか理由りゆう分子ぶんし単位たんいでなく、 結晶けっしょう全体ぜんたいが 1 つの巨大きょだい共有きょうゆう結合けつごうもう
ダイヤモンドと黒鉛こくえんのちがい黒鉛こくえん平面へいめんない自由じゆう電子でんしうごけるため電気でんきとお

金属きんぞく結晶けっしょう性質せいしつ

観点かんてん内容ないよう
構造こうぞう体心立方格子たいしんりっぽうこうし (Fe、 Na など)、 面心立方格子めんしんりっぽうこうし (Al、 Cu、 Ag など)、 六方最密構造ろっぽうさいみつこうぞう (Mg、 Zn など)
電気でんきねつとお理由りゆう自由じゆう電子でんしながれる
加工かこうできる理由りゆう結合けつごうがずれてもれず、 たたいてひろげることができる
合金ごうきんことなる金属きんぞくぜて性質せいしつ改良かいりょう: はがね (Fe + C)、 黄銅こうどう (Cu + Zn)、 ジュラルミン (Al + Cu + Mg + Mn)

6. 結合けつごう結晶けっしょう見分みわかた

物質ぶっしつあたえられたとき、 「どの結合けつごう・どの結晶けっしょうか」 を判断はんだんするながれを整理せいりします。

フローチャートふうまとめ

構成こうせい元素げんそ想定そうてい結合けつごう想定そうてい結晶けっしょう
金属きんぞくのみ (Fe、 Cu)金属結合きんぞくけつごう金属結晶きんぞくけっしょう
金属きんぞく + 非金属ひきんぞく (NaCl、 CaO)イオン結合イオンけつごうイオン結晶イオンけっしょう
非金属ひきんぞくのみで 巨大きょだい構造こうぞう (ダイヤ、 SiO₂)共有結合きょうゆうけつごう (分子ぶんしでなくあみ)共有結合の結晶きょうゆうけつごうのけっしょう
非金属ひきんぞくのみで 分子ぶんし (H₂O、 CO₂、 I₂)共有結合きょうゆうけつごう (分子ぶんしない) + 分子間力ぶんしかんりょく (分子ぶんしかん)分子結晶ぶんしけっしょう

化学かがくしきから性質せいしつ予想よそう

化学かがくしき結合けつごう結晶けっしょう予想よそうされる性質せいしつ
KBrイオン → イオン結晶けっしょうこう融点ゆうてんみずける、 電気でんき水溶液すいようえきとお
H₂S共有きょうゆう分子ぶんし結晶けっしょうてい融点ゆうてんみずにわずかける、 電気でんきとおさない
Si (ケイ素けいそ)共有きょうゆう結晶けっしょう非常ひじょうこう融点ゆうてん半導体はんどうたい
Mg金属きんぞく金属きんぞく結晶けっしょうぎん白色はくしょくねつ伝導でんどうえやすい
NH₄Clイオン (NH₄⁺ と Cl⁻)みずける、 加熱かねつ昇華しょうか

7. 安全あんぜん配慮はいりょ

一般いっぱんてき実験じっけんしつ安全あんぜん

結晶けっしょう結合けつごうかんする実験じっけん (NaCl の結晶けっしょう観察かんさつどう電解でんかい析出せきしゅつなど) でもだい 1 しょうのルールをまもります。

  • 保護メガネほごめがね必須ひっす
  • 白衣はくい + ながかみむす
  • 食事しょくじ厳禁げんきん (実験じっけんしつでは飲食いんしょくしない)

化学かがく薬品やくひん取扱とりあつかい

薬品やくひん危険きけんせい対策たいさく
Na、 K (アルカリ金属きんぞく)みずはげしく反応はんのう、 H₂ 発生はっせい発火はっか教師きょうしのデモ以外いがいあつかわない、 灯油とうゆちゅう保存ほぞん
どう (II) 化合かごうぶつ (CuSO₄ とう)むと有害ゆうがいれたをよくあら
重金属じゅうきんぞくイオン (Pb²⁺、 Hg²⁺、 Cd²⁺)中毒ちゅうどく廃液はいえき容器ようき確実かくじつ分別ふんべつ
金属きんぞくナトリウムの廃棄はいきみず反応はんのう発火はっかエタノールでゆっくり反応はんのうさせて処理しょり

強酸きょうさんつよし塩基えんき結晶けっしょう反応はんのう

イオン結晶イオンけっしょうつくるときに強酸きょうさん強塩基きょうえんき使つかうことがあります (NaCl を中和ちゅうわつく場合ばあいとう)。

  • HClみずさん」 のじゅんうすめる、 ドラフトどらふと
  • NaOH 固体こたい直接ちょくせつさわらない、 保護メガネほごめがね
  • 中和ちゅうわ反応はんのう発熱はつねつ するので、 一気いっきくわえない

加熱かねつとガラス器具きぐ

  • 融点ゆうてんはか実験じっけんでは高温こうおんになるので やけど注意ちゅうい
  • ガラス器具きぐれたら 直接ちょくせつさわらず ピンセットや軍手ぐんて
  • 沸騰石ふっとうせきれて突にえふせ
  • ガスバーナーは元栓もとせん空気くうき燃料ねんりょうじゅんける

8. ふりかえり

  • 3 種類しゅるい化学かがく結合けつごう (イオン結合イオンけつごう共有結合きょうゆうけつごう金属結合きんぞくけつごう) を区別くべつできる
  • [ ]陽イオンようイオン陰イオンいんイオンれいあたいすうえる (Na⁺、 Mg²⁺、 Al³⁺、 O²⁻、 Cl⁻、 SO₄²⁻ など)
  • [ ]組成式そせいしきを、 電荷でんか中性ちゅうせいになるようにける (れい: Al₂(SO₄)₃)
  • [ ]電子式でんししき構造式こうぞうしきけ、 たん結合けつごうじゅう結合けつごう三重みえ結合けつごう区別くべつできる
  • [ ]配位結合はいいけつごうれい (NH₄⁺、 H₃O⁺) をえる
  • [ ]電気陰性度でんきいんせいど結合けつごう極性きょくせい判断はんだんできる
  • [ ]極性分子きょくせいぶんし (H₂O、 NH₃、 HCl) と無極性分子むきょくせいぶんし (CO₂、 CH₄) を見分みわけられる
  • [ ]水素結合すいそけつごうみずこおり性質せいしつ説明せつめいすることをっている
  • 4 種類しゅるい結晶けっしょう (イオン結晶イオンけっしょう分子結晶ぶんしけっしょう共有結合の結晶きょうゆうけつごうのけっしょう金属結晶きんぞくけっしょう) の性質せいしつくらべられる
  • [ ]化学かがくしきから結合けつごう結晶けっしょう種類しゅるい予想よそうできる

このしょう安全あんぜん配慮はいりょ

  • 保護メガネほごめがね は全実験じっけん必須ひっす
  • アルカリ金属アルカリきんぞく (Na、 K)みずはげしく反応はんのうし H₂ 発生はっせい発火はっか危険きけん教師きょうしのデモ以外いがいあつかわない
  • 重金属じゅうきんぞくイオン (Pb、 Hg、 Cu、 Cd)廃液はいえきながしにてない廃液はいえき容器ようき分別ふんべつ
  • 中和ちゅうわイオン結晶イオンけっしょうつくるときは発熱はつねつするので、 強酸きょうさん強塩基きょうえんき一気いっきぜない
  • 融点ゆうてん測定そくていとう加熱かねつではやけどと突にえ注意ちゅうい沸騰石ふっとうせきかなられる
  • れたガラス器具きぐ軍手ぐんてかピンセットでひろ

しょう: だい 4 しょうでは、 化学かがく計算けいさん中心ちゅうしん概念がいねんである mol (モル)まなびます。 「なに g物質ぶっしつには なん原子げんしがあるか」 をつなぐかずアボガドロ数アボガドロすう で、 これが高校こうこう化学かがく計算けいさん大黒柱だいこくばしらです。 mol を自在じざいあつかえるようになれば、 化学かがく反応はんのうしきから 「なに g 反応はんのうしてなに g できるか」 が計算けいさんできます。

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