融解熱とは、固体がとけて液体になる(融解)ときに必要な熱のことです。とけている間、加熱を続けても温度は融点のまま上がりません。
| ようす | 温度 | 加えた熱の使われ方 |
|---|---|---|
| とけている最中 | 融点のまま一定 | すがたを変えるのに使われる |
| とけ終わったあと | また上がりはじめる | 温度を上げるのに使われる |
氷がとけている間、加えた熱は温度を上げるのではなく、固体から液体へすがたを変える(状態変化)のに使われます。だから融点のあいだ温度が止まって見えます。
たとえばビーカーの氷に温度計をさして弱火で熱しながら、1分ごとの温度を記録してグラフにすると、氷と水が混ざっている間だけ折れ線が横ばいになります。氷がすべてとけたあと、線はまた上がりはじめます。
試験では 「融点で温度が一定になる理由」を、加えた熱が状態変化に使われる(融解熱)と説明させる。