冊封体制(さくほうたいせい)は、中国王朝の皇帝が周辺国の君主に「王」の称号を与え、王は朝貢で応える形の国際秩序です。
| 関係 | 中国側 | 周辺国側 |
|---|---|---|
| 与える | 王の称号・保護 | ― |
| 応える | ― | 朝貢(貢ぎ物) |
形式上は上下関係ですが、周辺国は中国との交易の利益や権威づけを得られました。漢代から清代まで、朝鮮・ベトナム・琉球など東アジアの多くの国がこの関係に入りました。
たとえば、朝鮮・ベトナム・琉球の君主は中国皇帝から「王」の称号を受け、貢ぎ物を届けるかわりに交易の利益と権威づけを得ました。形の上では上下関係ですが、周辺国の側にも実利があったしくみです。
ポイント 日本は一時期を除き冊封体制に入らなかった点が問われやすい。「中国を中心とする東アジアの国際秩序」というキーワードを押さえる。