山鹿素行 (1622-1685) は、 江戸前期の儒学者・兵学者で、 朱子学 を批判して直接古代の聖人の教えに立ち返ろうとする 古学 を唱えました。 平和な時代の武士が何をなすべきかを問い、 武士は道徳の模範として民を導く役割を担うとする 士道 を説きました。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 立場 | 古学 (古の聖人の道に還る) |
| 士道 | 武士は道徳の模範として民を導く |
| 主著 | 『聖教要録』 |
たとえば戦のない世で武士は何をする者なのか、という問いに、素行は農工商の模範として道徳を体現し民を導く役割を挙げました。武力ではなく徳によって武士の存在意義を説き直したことになります。
試験では 山鹿素行 = 古学 の先駆で、 士道 (武士の道) を説いた点が問われます。 伊藤仁斎・荻生徂徠 と並ぶ古学派です。