武士道 は、 中世から近世にかけて形成された武士の倫理規範で、 忠義・名誉・勇気・誠・潔 さ等を重視しました。
| 文献 | 著者 | 内容 |
|---|---|---|
| 『葉隠』 (1716) | 山本常朝 | 「武士道といふは死ぬ事と見つけたり」 |
| 『Bushido』 (明治) | 新渡戸稲造 | 武士道を国際的に紹介 |
武士道は書物として一つに定められた掟ではなく、主君との関係や戦いの場で守るべきふるまいが長い時間をかけて形になったものです。同じ武士道でも、死を覚悟することを核に置く語り方と、道徳として体系立てて海外に紹介する語り方とでは、強調点が大きく異なります。たとえば、戦のない江戸時代に説かれた武士道は、命のやりとりよりも日々の主君への奉公や役目の全うを説くものへ変わっていきました。
試験では 『葉隠』 の一節と、 新渡戸稲造 が海外に紹介した点が問われます。