行政国家化とは、 福祉国家化と社会の複雑化に伴い、 行政が経済規制・社会保障・科学技術政策など広範な領域を担い、 専門的判断を求められる結果、 立法府に対して相対的に権限と影響力を増す傾向を指します。
| 現れ | 内容 |
|---|---|
| 委任立法の増加 | 法律が細目を行政の命令に委ねる |
| 官僚の専門性 | 政策立案を官僚が主導 |
| 内閣提出法案 | 法案の多くが内閣から提出される |
たとえば、食品の安全基準や自動車の排出ガス基準は、法律が大枠を定めるだけで、具体的な数値や検査の方法は省令・告示という行政の規則に委ねられています。国会がこれらの細目まで一つずつ審議するのは現実には難しく、専門知識をもつ行政に判断が集まっていきます。
試験では 行政国家化は「福祉国家化に伴い行政の権限が肥大する傾向」で、 委任立法の増加が典型例です。 立法府による行政統制(国政調査権など)の重要性とセットで押さえましょう。