勅撰とは、天皇または上皇の命(勅命・院宣)によって編纂することです。勅撰和歌集は『古今和歌集』(九〇五年)を最初とし、以後の歌集が次々と編まれました。
| 呼び名 | 範囲 |
|---|---|
| 三代集 | 最初の三集(古今・後撰・拾遺) |
| 八代集 | 古今集から『新古今和歌集』までの八集 |
| 二十一代集 | 勅撰和歌集の全体(二十一集) |
勅撰集に自分の歌が選ばれること(入集)は、歌人にとって最高の栄誉とされました。
たとえば最初の勅撰集『古今和歌集』は醍醐天皇の命で九〇五年ごろ、八代集の最後にあたる『新古今和歌集』は後鳥羽院の院宣で一二〇五年に成立しており、三百年の幅があります。
ポイント 「八代集(古今〜新古今)」と「三代集(古今・後撰・拾遺)」の範囲を区別できるかが頻出。第一集が『古今集』、第八集が『新古今集』という両端を押さえると、文学史の年代問題に対応しやすくなります。