生物岩とは、生物の遺骸(殻や骨格)が海底などに積もって固まってできた堆積岩です。砕屑岩(岩石のかけら由来)とは違い、生物の体そのものが材料になります。
| 生物岩 | 主な材料 | 主成分 |
|---|---|---|
| 石灰岩 | サンゴ・フズリナ・貝などの殻 | 炭酸カルシウム(CaCO₃) |
| チャート | 放散虫・ケイソウの殻 | 二酸化ケイ素(SiO₂) |
石灰岩は塩酸をかけると二酸化炭素の泡を出すこと(チャートは出さないこと)で区別できます。これらの岩石に含まれる化石は、当時の海の環境を知る手がかりにもなります。
たとえば、白っぽい岩石にうすい塩酸を 1 滴たらしてみます。しゅわしゅわと二酸化炭素の泡が出ればサンゴや貝の殻が積もってできた石灰岩、泡が出ずきわめてかたければ放散虫の殻からできたチャートだと見分けられます。
試験では 「石灰岩=CaCO₃・塩酸で発泡」「チャート=SiO₂・かたい」の対比が頻出です。生物岩・砕屑岩・化学岩という堆積岩の分類も押さえましょう。