一貫性 (coherence) は、 文章全体の内容が 論理的につながり、 まとまりを持っている性質です。 「意味のつながり」 を指し、 「形のつながり」 を指す 結束性 と対で学びます。
| 観点 | 結束性 (cohesion) | 一貫性 (coherence) |
|---|---|---|
| 何のつながり | 形 (語・文法) | 意味・論理 |
| 手段 | 代名詞・接続詞等 | 主張と根拠の整合 |
| 欠けると | 文がぶつ切り | 話が飛ぶ・矛盾 |
ライティングでは、 ① トピックを外さない ② 主張 ⇄ 根拠 ⇄ 例の流れを保つ ③ 結論へきちんと帰結する、 ことで一貫性を出します。 形の上で接続詞がそろっていても (結束性 OK)、 内容が飛んでいれば一貫性は失われます。
ポイント 自由英作文では、 文法が正しくても 主張と例がずれている と一貫性で減点されます。 各文がトピックにつながっているかを常に確認しながら書くことが大切です。
一貫性(Consistency)は、ACID の C にあたり、トランザクションの前後で、データベースの整合性ルール(制約)が常に保たれる性質です。ルールを破る操作は自動的に拒否されます。
| 制約の例 | 内容 |
|---|---|
| 一意性制約 | 同じ主キーを重複させない |
| 参照整合性 | 存在しない外部キーを入れない |
| チェック制約 | 値の範囲(例:在庫数 0 以上)を守る |
たとえば在庫数を 0 未満にする更新や、存在しない顧客IDを参照する注文は、一貫性のルールに反するため受け付けられません。トランザクションがどう失敗しても、終わった後のデータは常に「あり得る正しい状態」に保たれます。
試験では 「一貫性=整合性ルールが前後で保たれる」という点が問われます。同時実行の干渉を防ぐ独立性とは別の性質である点を区別しましょう。