自由貿易じゆうぼうえき
国家が関税や規制をできるだけかけずに貿易を行うこと。
国家が関税や規制をできるだけかけずに貿易を行うこと。
自由貿易とは、国が関税や輸入数量制限などの規制をできるだけ少なくして、国境を越えた商品やサービスの取引を活発にすることです。各国が得意分野に特化して交易すれば全体が豊かになる、という考え方に立ちます。
| 自由貿易 | 保護貿易 | |
|---|---|---|
| 関税 | できるだけ下げる | 高くかける |
| ねらい | 安く豊かに・国際分業 | 国内産業を守る |
| 弱点 | 弱い国内産業が衰退 | 物価が高くなりがち |
たとえば、得意な工業製品を輸出し、苦手な農産物を輸入し合えばおたがい得をします。一方で国内産業の衰退・雇用喪失・食料自給率の低下という心配もあり、保護貿易とのバランスが議論されます。WTO・FTA・EPA・TPP などが自由貿易を進める枠組みです。
ポイント 自由貿易は「比較優位=得意分野に特化」が背景。利点(安く豊かに)と課題(国内産業の衰退)の両面を答えられるように。
自由貿易とは、国家の介入を最小限とし、関税・非関税障壁を取り除いて自由に行う貿易です。
| 比べる軸 | 自由貿易 | 保護貿易 |
|---|---|---|
| 国家の介入 | 最小限 | 関税などで保護 |
| 理論的支柱 | 比較生産費説(リカード) | 幼稚産業保護(リスト) |
| 長所 | 国際分業で全体の利益が増える | 自国産業を育成・保護できる |
比較生産費説に基づき、各国が比較優位を持つ財に特化して国際分業を進めれば、全体の利益が高まるとされます。アダム・スミス・リカード以来の古典派の立場で、WTOなどの国際機関が推進してきました。
試験では 「自由貿易=リカードの比較生産費説が支柱」「保護貿易(リスト)との対比」が頻出です。
自由貿易とは、 関税や輸入制限などの障壁をできるだけ減らし、 国境を越えて自由に商品やサービスを取引するべきだとする考え方です。 各国が得意な分野に特化して交換すれば全体が豊かになるという比較生産費説(リカード)が理論的な根拠です。 消費者は安く多様な商品を手に入れられますが、 競争に負ける国内産業や労働者には打撃となり、 利益と損失をどう分かち合うか(分配問題)が課題となります。 WTO・FTA・EPAなどが自由貿易を推し進めてきました。
| 観点 | 自由貿易 | 保護貿易 |
|---|---|---|
| 関税・規制 | できるだけ減らす | かけて国内産業を守る |
| 長所 | 安く多様な商品・全体の利益 | 国内産業・雇用を守る |
| 短所 | 競争に負ける産業が打撃 | 消費者の選択肢が減る |
試験では 自由貿易は「比較生産費説(リカード)を根拠に全体の利益を増やす」点が、 保護貿易と対比で問われます。 競争で生じる「分配問題」も押さえましょう。