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論理・表現I

関係詞かんけいし — 関係代名詞かんけいだいめいし・関係副詞かんけいふくし・複合ふくごう関係詞かんけいし

最終確認日:

この章しょうで学まなぶこと

関係詞かんけいし (Relative) は 2 つの文ぶんを 1 つにつなぎ、 名詞めいしを詳くわしく説明せつめい する表現ひょうげんです。 関係詞かんけいしが使つかえると、 短みじかい文ぶんを並ならべた幼おさない文章ぶんしょうから、 情報じょうほう量りょうのある 1 文ぶん へステップアップできます。

論理ろんり・表現ひょうげんでは 「どんな人ひと / 物もの / 場所ばしょ / 時とき」 を限げん定ていする とき、 また 追つい加か情報じょうほうを与あたえる ときに関係詞かんけいしが必須ひっすです。 大学だいがく入試にゅうしでも頻ひん出しゅつで、 読解どっかい・作文さくぶん両方りょうほうで鍵かぎとなる構文こうぶんです。

  • 関係代名詞かんけいだいめいし (who / whom / which / that / whose) の使つかい分わけができる
  • 関係副詞かんけいふくし (when / where / why / how) を使つかえる
  • 制せい限げん用法ようほう (カンマなし) と 非ひ制せい限げん用法ようほう (カンマあり) を区別くべつできる
  • 関係詞かんけいしの 省略しょうりゃく が可能かのうな場合ばあいを知しる
  • 「前置詞ぜんちし + 関係代名詞かんけいだいめいし」 (in which 等とう) の形かたちを使つかえる
  • 複合関係詞ふくごうかんけいし (whatever / whoever / wherever 等とう) で 「〜 するものは何なにでも」 を表あらわせる

大事だいじ: 関係代名詞かんけいだいめいしは 代名詞だいめいし + 接続詞せつぞくし の役割やくわりを兼かねる一いち語ご。 訳やくすときは 後うしろから前ぜん へ 「〜 する (名詞めいし)」 とかかる。

1. 関係代名詞かんけいだいめいし — 全体ぜんたい像ぞう

イタリア・ローマの古代円形闘技場コロッセオ
関係詞かんけいし (who / which / that / where 等とう) は 名詞めいしと文ぶんをつなぐ接着せっちゃく剤ざい。 *The Colosseum, which was built in AD 80, is a popular tourist site.* のように、 名詞めいしの後うしろに説明せつめい文ぶんを加くわえて一ひとつの文ぶんにまとめることで、 情報じょうほうを豊ゆたかに伝つたえられる。

形: 先行詞せんこうし (名詞めいし) + 関係代名詞かんけいだいめいし + 動詞どうし …

先行詞せんこうし主格しゅかく所有しょゆう格かく目的もくてき格かく
人ひとwhowhosewhom (口語こうごでは who)
物もの・動物どうぶつwhichwhose / of whichwhich
人ひと・物もの両方りょうほうthat(なし)that

大事だいじ: that は 「人ひとでも物ものでも使つかえる」 万能ばんのう関係代名詞かんけいだいめいし。 ただし 非ひ制せい限げん用法ようほう (カンマ + that) や 前置詞ぜんちし + that は ✕。

2. 主格しゅかく — who / which / that

先行詞せんこうしが 関係詞節かんけいしせつの主語しゅご になる場合ばあい。

例文れいぶん訳わけ
I know a girl who speaks French.私わたしはフランス語ごを話はなす女おんなの子こを知しっている。
The book which is on the desk is mine.机つくえの上うえにある本ほんは私わたしのものだ。
The bus that goes to the station leaves at 9.駅えきへ行いくバスは 9 時ときに出でる。

動詞どうしの数かずの一致いっち

関係詞節かんけいしせつの動詞どうしは 先行詞せんこうしの数すう に合あわせる。

例れい訳わけ
The boy who plays tennis is my brother. (boy = 単数たんすう)テニスをするその男おとこの子こは私わたしの兄弟きょうだいだ。
The boys who play tennis are my friends. (boys = 複数ふくすう)テニスをするその男おとこの子こたちは私わたしの友達ともだちだ。

3. 目的もくてき格かく — whom / which / that (省略しょうりゃく可か)

先行詞せんこうしが 関係詞節かんけいしせつの目的もくてき語ご になる場合ばあい。

例文れいぶん訳わけ
The man (whom) I met yesterday is a doctor.私わたしが昨日きのう会あった男おとこは医者いしゃだ。
The book (which) I bought is interesting.私わたしが買かった本ほんは面白おもしろい。
The pen (that) I'm using is new.私わたしが使つかっているペンは新あたらしい。

ポイント: 目的もくてき格かくの関係代名詞かんけいだいめいしは省略しょうりゃく可能かのう。 口語こうごでは省略しょうりゃくが普通ふつう。 主格しゅかくは省略しょうりゃくできない (前置詞ぜんちし + 関係詞かんけいしを除のぞく)。

4. 所有しょゆう格かく — whose

先行詞せんこうし (人じん / 物ものどちらも) の 所有しょゆう を表あらわす。

例文れいぶん訳わけ
I know a man whose wife is a teacher.私わたしは妻つまが教師きょうしである男おとこを知しっている。
Look at the house whose roof is red.屋根やねが赤あかいその家いえを見みて。
I have a friend whose father is a doctor.私わたしには父親ちちおやが医者いしゃである友達ともだちがいる。

5. 前置詞ぜんちし + 関係代名詞かんけいだいめいし

前置詞ぜんちしの目的もくてき語ごが先行詞せんこうしとなる場合ばあい、 前置詞ぜんちしの位置いちは 2 通とおり。

形かたち例文れいぶん訳わけ
前置詞ぜんちし + which / whom (硬かたい)This is the house in which I live.これが私わたしが住すむ家いえだ。
which / that の後うしろに前置詞ぜんちし (口語こうご的てき)This is the house (which / that) I live in.これが私わたしが住すむ家いえだ。
関係詞かんけいし省略しょうりゃく (口語こうご)This is the house I live in.これが私わたしが住すむ家いえだ。

ポイント: 前置詞ぜんちし + that は ✕ (✕ in that)、 前置詞ぜんちし + who も不自然ふしぜん (前置詞ぜんちしの後のちは whom)。

in which をよく使つかうパターン

例文れいぶん訳わけ
the way in which he speaks彼かれが話はなすやり方かた
the speed at which light travels光ひかりが進すすむ速度そくど
the manner in which she behaved彼女かのじょの振ふる舞まい方かた

6. that が好このまれる場合ばあい / 使つかえない場合ばあい

that が 好このまれる 場合ばあい

場面ばめん例れい
先行詞せんこうしが 「人じん + 物もの」the man and the dog that are walking
先行詞せんこうしが all / every / any / no / 最上級さいじょうきゅう / the same 等ひとしThis is the best book that I have ever read.
先行詞せんこうしが 疑問詞ぎもんし whoWho is the man that is standing there?

that が 使つかえない 場合ばあい

  • 非ひ制限せいげん用法ようほう (カンマ + 関係詞かんけいし) では ✕ (✕ Tom, that ... → ✓ Tom, who ...)
  • 前置詞ぜんちし + that ✕

7. 関係副詞かんけいふくし — when / where / why / how

形かたち: 先行詞せんこうし (時じ / 場所ばしょ / 理由りゆう / 方法ほうほう) + 関係副詞かんけいふくし + S + V

関係副詞かんけいふくし先行詞せんこうし例文れいぶん訳わけ
when時とき (the time, the day, the year 等とう)I remember the day when we met.私わたしたちが出会であった日ひを覚おぼえている。
where場所ばしょ (the place, the house, the city 等とう)This is the city where I was born.これが私わたしが生うまれた街まちだ。
why理由りゆう (the reason のみ)Tell me the reason why you are late.遅おくれた理由りゆうを教おしえて。
how方法ほうほう (the way)This is how I solved the problem.これが私わたしが問題もんだいを解といた方法ほうほうだ。

大事だいじ: how と the way は同時どうじに使つかえない。 ✕ This is the way how I solved it. → ✓ This is the way I solved it. / This is how I solved it.

関係副詞かんけいふくし ↔ 前置詞ぜんちし + 関係代名詞かんけいだいめいし

関係副詞かんけいふくしは 前置詞ぜんちし + which に書かき換かえ可か。

関係副詞かんけいふくし同等どうとうの形かたち
the day whenthe day on which
the place wherethe place at / in which
the reason whythe reason for which

8. 制限用法せいげんようほうと非制限用法ひせいげんようほう

制限せいげん用法ようほう (カンマなし) — 「どの 〜 かを限げん定てい」

先行詞せんこうしを 絞しぼり込こむ。 訳わけ: 「〜 する (名詞めいし)」 と前まえにかかる。

例文れいぶん訳わけ
I have two brothers who live in Tokyo.東京とうきょうに住すんでいる兄弟きょうだいが 2 人ひといる (= 他たにもいるかも)。

非ひ制限せいげん用法ようほう (カンマあり) — 「補ほ足そく説明せつめい」

先行詞せんこうしに 追加ついか情報じょうほう を与あたえる。 訳わけ: 「〜 だが」 と後うしろへつなげる。

例文れいぶん訳わけ
I have two brothers, who live in Tokyo.私わたしには兄弟きょうだいが 2 人ひといて、 彼かれらは東京とうきょうに住すんでいる (= 兄弟きょうだいは全部ぜんぶで 2 人ひと)。
Mr. Smith, who is from London, teaches English.スミス先生せんせいはロンドン出身しゅっしんで、 英語えいごを教おしえている。
I lost my watch, which my father gave me.時計とけいをなくした。 それは父ちちがくれたものだ。

大事だいじ:

  • 制限せいげん用法ようほう = 「限定げんてい」 (絞しぼり込こむ) → that も可か
  • 非ひ制限せいげん用法ようほう = 「補足ほそく」 (追加ついか) → that 不可ふか、 関係詞かんけいし省略しょうりゃく不可ふか、 必かならずカンマ

文ぶん全体ぜんたいを受うける which

非ひ制限せいげん用法ようほうの which は 「直ちょく前ぜんの文ぶん全体ぜんたい」 を受うけられる。

例文れいぶん訳わけ
He said nothing, which made me angry.彼かれは何なにも言いわなかった。 それが私わたしを怒おこらせた。
She passed the exam, which surprised us all.彼女かのじょが試験しけんに受うかったことは私わたしたち皆みなを驚おどろかせた。

9. 関係詞かんけいしの省略しょうりゃく

省略しょうりゃくできる場合ばあい

パターン例れい
目的もくてき格かくの関係代名詞かんけいだいめいしThe book (which) I bought ...
関係副詞かんけいふくし (口語こうご)the day (when) we met / the place (where) I live
主格しゅかく + be 動詞どうし (分詞ぶんし句く化か)the man (who is) standing there

省略しょうりゃくできない場合ばあい

  • 主格しゅかくの関係代名詞かんけいだいめいし (be 動詞どうしが続つづかない場合ばあい)
  • 非ひ制限せいげん用法ようほう (カンマあり)
  • 前置詞ぜんちし + 関係代名詞かんけいだいめいし (the house in which I live で which は省略しょうりゃく不可ふか)

10. 複合関係詞ふくごうかんけいし — 〜 するものは何なにでも

形かたち: 関係詞かんけいし + ever。 先行詞せんこうしを含ふくむ (= 先行詞せんこうし不要ふよう)。

形かたち意味いみ (名詞めいし節ぶし)意味いみ (副詞ふくし節ぶし / 譲じょう歩ほ)
whatever〜 するものは何なにでもたとえ何なにを / 何なにが 〜 しても
whoever〜 する人ひとは誰だれでもたとえ誰だれが 〜 しても
whichever〜 するどちら / どれでもたとえどちらが 〜 しても
whenever〜 する時ときはいつでもたとえいつ 〜 しても
wherever〜 する場所ばしょはどこでもたとえどこで 〜 しても
however(副詞ふくし節ぶし)たとえどんなに 〜 でも

例文れいぶん

英文えいぶん訳わけ
You can take whatever you like.好すきなものは何なにでも取とっていいよ。
Whatever happens, I will support you.何なにが起おころうと、 君きみを支ささえる。
Whoever wants to come is welcome.来きたい人ひとは誰だれでも歓迎かんげいです。
Whenever you call me, I will help.いつ電話でんわしても助たすける。
Wherever you go, I will follow.どこへ行いこうとも付ついて行いく。
However hard it is, I will try.どんなに難むずかしくてもやってみる。

no matter + 疑問詞ぎもんしとの書かき換かえ

副詞ふくし節ぶし (譲歩じょうほ) の複合ふくごう関係詞かんけいしは no matter + 疑問詞ぎもんし で書かき換かえ可か。

複合ふくごう関係詞かんけいしno matter 〜
whateverno matter what
whoeverno matter who
wheneverno matter when
whereverno matter where
howeverno matter how
例文れいぶん訳わけ
No matter what happens, I will go.何なにが起おころうと行いく。
No matter how rich he is, he is not happy.どんなに金持かねもちでも彼かれは幸しあわせでない。

11. 章しょう末まつまとめ

  • 関係代名詞かんけいだいめいし = 先行詞せんこうし + (主ぬし / 所有しょゆう / 目的もくてき) 格かく関係詞かんけいし + S + V
  • 主格しゅかく (who / which / that) は省略しょうりゃく不可ふか、 目的もくてき格かく (whom / which / that) は省略しょうりゃく可か
  • 関係副詞かんけいふくし = 先行詞せんこうし (時じ / 場所ばしょ / 理由りゆう / 方法ほうほう) + when / where / why / how
  • the way と how は同時どうじ使用しよう不可ふか
  • 制限せいげん用法ようほう = 限定げんてい (カンマなし)、 非ひ制限せいげん用法ようほう = 補足ほそく (カンマ + that 不可ふか)
  • 非ひ制限せいげんの which は文ぶん全体ぜんたいを受うけられる
  • 複合ふくごう関係詞かんけいし = whatever / whoever 等とう。 名詞めいし節ぶし + 譲歩じょうほ副詞ふくし節ぶしの 2 用法ようほう
  • 譲歩じょうほ用法ようほうは no matter + 疑問詞ぎもんしで書かき換かえ可か

第だい 8 章しょうでは 比較ひかく (比ひ較かく級きゅう・最さい上じょう級きゅう・原級げんきゅう) を体系たいけい的てきに学まなび、 「A は B より 〜」 「最もっとも 〜」 「同おなじくらい 〜」 を自在じざいに表現ひょうげんできるようになります。

この教材きょうざいは役やくに立たちましたか?
学がく習しゅうロードマップ(10件けん)
  1. 1文法ぶんぽう総そう整理せいり — 5 文型ぶんけい (SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC)
  2. 2時制じせい — 現在げんざい・過去かこ・未来みらいと完了かんりょう・進行しんこう
  3. 3助動詞じょどうし — will / can / may / must / should / would 等とう体系たいけい整理せいり
  4. 4仮定かてい法ほう — 仮定かてい法ほう過去かこ・過去かこ完了かんりょう・未来みらい
  5. 5受動態じゅどうたい — 時制じせい別べつ・助動詞じょどうし + 受動態じゅどうたい・特殊とくしゅ受動態じゅどうたい
  6. 6不定詞ふていし・動どう名詞めいし・分詞ぶんし — 用法ようほう区別くべつと意味いみ上じょうの主語しゅご
  7. 7関係詞かんけいし — 関係代名詞かんけいだいめいし・関係副詞かんけいふくし・複合ふくごう関係詞かんけいし
  8. 8比較ひかく — 比較ひかく級きゅう・最上級さいじょうきゅう・原級げんきゅうと各種かくしゅ慣用かんよう表現ひょうげん
  9. 9接続詞せつぞくし・前置詞ぜんちし — 副詞ふくし節ぶし・名詞めいし節ぶし・形容詞けいようし節ぶしの導入どうにゅう
  10. 10スピーチとライティング基礎きそ — 構成こうせい・接続せつぞく表現ひょうげん・パラグラフ