ポストコロニアルは、「植民地化後」の意で、旧植民地と旧宗主国の関係、植民地支配が今に残す影響、西洋中心史観を批判的に問い直す学問的視点です。
| 注目する「負の遺産」 | 例 |
|---|---|
| 経済 | 旧宗主国に依存する経済構造 |
| 言語 | 旧宗主国の言語が公用語に |
| 国境 | アフリカ分割の人為的国境と民族紛争 |
| 文化 | 西洋を基準とする価値観 |
サイードの『オリエンタリズム』が代表で、西洋が東洋を「遅れた他者」として描いてきた見方を批判しました。植民地支配が独立後も影響を残すことを明らかにします。
たとえば、独立後も旧宗主国の言語が公用語であり続けたり、経済が旧宗主国に依存し続けたりする状況を問題として取り上げます。サイードの『オリエンタリズム』は、西洋が東洋を「遅れた他者」として描いてきた見方を批判した代表的な仕事です。
ポイント 脱植民地化後も続く問題を扱う点が重要。ジェンダー史・環境史と並ぶ「新しい歴史学」の潮流として押さえる。