アブシシン酸 (ABA) とは、 乾燥・低温・塩害などの ストレス時に増加 する植物ホルモン。 気孔の孔辺細胞に働いて気孔を閉じさせ蒸散を抑え、 体内の水分を守ります。 また 種子の休眠を維持 し、 発芽を抑制します。 ジベレリン と拮抗して発芽をコントロール。
| ホルモン | 種子への作用 |
|---|---|
| アブシシン酸 | 休眠を維持・発芽を抑制 |
| ジベレリン | 発芽を促進 |
たとえば、土が乾いてくるとイネやトウモロコシの葉でアブシシン酸が増え、孔辺細胞にはたらいて気孔を閉じます。蒸散による水の損失は防げますが、同時に CO₂ も入らなくなるので光合成の速度は落ちます。
試験では 「アブシシン酸は気孔を閉じて蒸散を抑え、種子の休眠を維持する」点が問われます。ジベレリンと拮抗して発芽を調節する関係も頻出です。