用語集
租庸調そようちょう
律令制 の 基本税制。 田 に 課す 租、 労役 に かわる 庸、 特産物 の 調。
社会
租庸調は、律令制のもとでの基本的な税のしくみです。田・労役・特産物という三種類の負担からなっていました。
| 税 | 内容 | 納める先 |
|---|---|---|
| 租 | 田に課す稲(収穫の一部) | おもに地方 |
| 庸 | 都での労役のかわりの布 | 中央 |
| 調 | 各地の特産物 | 中央 |
庸・調は成年男子に重く課され、自分で都まで運ぶ運脚の負担も大きいものでした。さらに国司が課す雑徭(労役)もあり、たとえば一家の働き手が長く都への運搬に取られると田仕事が立ちゆかなくなります。こうした重い負担が、農民が戸籍地をはなれて逃げる浮浪・逃亡の一因となりました。
ポイント 「租=稲、庸=布(労役の代わり)、調=特産物」の区別と、男子への重い負担が逃亡を招いた点を押さえる。