歴史観 とは、 過去を解釈・叙述する際の基本的立場や視点を指します。 戦前日本で影響力を持った 皇国史観 (天皇中心の国家史観)、 戦後普及した マルクス主義史観 (生産関係の発展段階で歴史を把握)、 1970 年代以降の 社会史 や アナール学派 (民衆・心性・環境を重視) などがあります。
| 歴史観 | 中心に置くもの | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 皇国史観 | 天皇・国家 | 戦前に影響力。万世一系を強調 |
| マルクス主義史観 | 生産関係 | 戦後普及。発展段階で歴史を把握 |
| 社会史・アナール学派 | 民衆・心性・環境 | 1970年代以降。庶民の生活に注目 |
たとえば同じ「明治維新」でも、皇国史観では天皇親政の回復、マルクス主義史観では資本主義への移行、と力点が変わります。同じ史実でも立場により解釈が異なるため、入試では史料の書き手の立場を問う出題が増えています。
試験では 「立場が違えば同じ史実の解釈も変わる」点を、具体的な史観名と結びつけて問う出題が増えています。