用語集
日記文学にっきぶんがく
個人 の 体験・心情 を 日 を 追って 記す 文学 ジャンル。 平安期 に 仮名 で 発達。
国語
日記文学は、個人の体験・心情を日を追って記す文学ジャンルです。平安期に仮名を用いて発達し、漢文による公的な記録(男性の日記)とは区別されました。
| 作品 | 作者 | 特徴 |
|---|---|---|
| 『土佐日記』 | 紀貫之 | 男性が女性を装って仮名で書いた先駆 |
| 『蜻蛉日記』 | 藤原道綱母 | 結婚生活の苦悩を記す |
| 『和泉式部日記』 | 和泉式部 | 恋愛を和歌中心に綴る |
| 『紫式部日記』 | 紫式部 | 宮仕えの記録 |
| 『更級日記』 | 菅原孝標女 | 少女期から晩年までの回想 |
多くが女性の手になり、心情の機微を細やかに描く点が漢文日記との違いです。
ポイント 各日記の「作者」を取り違えないことが文学史で重要です。『土佐日記』だけは男性(紀貫之)が女性に仮託した点が特殊で、これが仮名日記文学の出発点になった、と押さえましょう。