ハドレー循環とは、大気大循環の一部で、強い日射で赤道付近で上昇した空気が上空を高緯度へ流れ、緯度 30° 付近で下降して地表を赤道へ戻る循環です。
| 緯度 | 気流 | 地表の気圧帯 | 気候 |
|---|---|---|---|
| 赤道(0°) | 上昇 | 赤道低圧帯 | 多雨(熱帯雨林) |
| 緯度 30° 付近 | 下降 | 亜熱帯高圧帯 | 乾燥(砂漠) |
下降気流の生じる緯度 30° 付近では雲ができにくく乾燥するため、サハラ砂漠やアラビア砂漠が帯状に分布します。地表を赤道へ戻る風が貿易風です。
たとえば、世界地図で砂漠の分布を見ると、サハラ砂漠やアラビア砂漠が緯度 30° 付近に帯のように並んでいます。ハドレー循環の下降気流がこの緯度で雲をできにくくしているためで、砂漠の位置は偶然ではありません。
試験では 「赤道で上昇(雨)→緯度 30° で下降(砂漠)」という循環と、亜熱帯高圧帯に砂漠が並ぶ理由が頻出です。地表を吹く貿易風がこの循環の一部である点も押さえましょう。