フェレル循環とは、中緯度(おおむね緯度 30〜60 度)にある大気の大循環です。低緯度のハドレー循環と高緯度の極循環の間にはさまれ、地表では偏西風が吹きます。
| 循環 | 緯度の範囲 | 地表付近の風 |
|---|---|---|
| ハドレー循環 | 0〜30 度 | 貿易風 |
| フェレル循環 | 30〜60 度 | 偏西風 |
| 極循環 | 60〜90 度 | 極偏東風 |
ハドレー循環・極循環が熱による直接的な循環なのに対し、フェレル循環は両者にはさまれて受動的に回る間接的な循環です。
たとえば、日本の天気が西から東へ移り変わっていくのは、中緯度の地表を吹く偏西風のためで、これがフェレル循環にあたる部分の風です。低緯度の貿易風、高緯度の極偏東風とあわせて、3 つの循環が帯のように並んでいます。
試験では 大気大循環の 3 つのセル(ハドレー・フェレル・極)の緯度と地表の風(貿易風・偏西風・極偏東風)の対応が頻出です。フェレル循環が中緯度・偏西風に対応する点を押さえましょう。