韻とは、詩や漢詩で、同じひびきの音をそろえる工夫のことです。「押韻(おういん)」ともいいます。音にまとまりやリズムが生まれ、心地よさや印象の強さをうみます。
| 種類 | そろえる位置 | 例 |
|---|---|---|
| 頭韻 | 行の初めの音 | さらさら さわぐ |
| 脚韻 | 行の終わりの音 | 漢詩の句末の母音 |
漢詩では、句の終わりの母音をそろえる(脚韻)のが決まりになっています。日本語の詩や、現代の歌詞・ラップでも、同じひびきの音をそろえて耳に残るようにする工夫がよく使われます。
たとえば、李白の「静夜思」では、第一句・第二句・第四句の終わりの字を日本語の音で読むと「コウ」「ソウ」「キョウ」とそろい、句が終わるたびに同じひびきが返ってきます。日本語の詩でも「静かな朝」「しずくの音」のようにはじめの音をそろえれば頭韻になり、声に出したときのまとまりが強まります。
ポイント 韻は「意味」ではなく「音のひびき」をそろえる工夫。声に出して読むと、どこでひびきがそろっているかが感じ取りやすい。