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第 2 章 で は 地球 の 中身 を 学 び ます。 直接見 る こ と が で き な い 内部 を、 地震波 と 岩石 の 研究 か ら 明 ら か に し ま し た。
ポイント: 地球 の 半径 は 約 6378 km。 人 が ほ っ た 最深 の 掘削孔 (コラ半島) で も 約 12 km。 つ ま り、 直接見 え て い る の は 地球 の 0.2% だ け。 残 り は 地震波 と 隕石 の 研究 か ら 推定 し ま し た。
| 層 | 深 さ (上端→下端) | 主 な 物質 | 状態 |
|---|---|---|---|
| **[[地殻 | ちかく]]** | 0〜約 30 km (大陸)、 0〜約 7 km (海洋) | [[花崗岩 |
| マントル | 〜約 2900 km | [[かんらん岩 | かんらんいわ]] |
| **[[外核 | そとかく]]** | 〜約 5100 km | 鉄 + ニッケル |
| **[[内核 | うちかく]]** | 〜約 6378 km (中心) | 鉄 + ニッケル |
| 種類 | 厚 さ | 主 な 岩石 | 密度 | |---|---|---|---| | 大陸地殻 | 平均約 35 km (ヒマラヤ で は 60 km) | 花崗岩質 | 約 2.7 g/cm³ | | 海洋地殻 | 平均約 7 km | 玄武岩質 | 約 3.0 g/cm³ |
大陸地殻 の 方 が 厚 い が 軽 い、 海洋地殻 の 方 が 薄 い が 重 い と い う 特徴 が あ り ます。
マントル は 1 枚 で は な く、 上下 で 区分 さ れ ます。
| 区分 | 深 さ | 特徴 |
|---|---|---|
| [[上部マントル | じょうぶマントル]] | 〜約 670 km |
| [[遷移層 | せんいそう]] | 410〜660 km 付近 |
| [[下部マントル | かぶマントル]] | 〜約 2900 km |
大事: マントル は 固体 だ が 長 い 時間 (数億年) で 見 れ ば 流 れ る。 「氷河 や 飴 が ゆ っ く り 変形 す る」 の と 同 じ で、 マントル対流 が プレート を 動 か す 原動力 に な る。
| 区分 | 状態 | 役割 |
|---|---|---|
| [[外核 | そとかく]] | [[液体 |
| [[内核 | うちかく]] | [[固体 |
外核 が 流動 し て い る た め、 そ の 中 を 流 れ る 電流 が 地球磁場 を 生 み 出 し ま す。 こ の 磁場 が、 太陽風 か ら 地球 を 守 っ て い ます。
地震 が 起 き る と、 さ ま ざ ま な 波 が 出 ます。 主 に 実体波 と 表面波 の 2 種 あ り、 実体波 は 内部 を 透過 し ます。
| 波 の 種類 | 速さ | 性質 | 液体 を 通 る か | |---|---|---|---| | P波 (縦波) | 約 5〜14 km/s | 進行方向 に 押 し 引 き | 通 る | | S波 (横波) | 約 3〜7 km/s | 進行方向 に 直角 に 振動 | 通 ら な い | | 表面波 (レイリー 波・ラブ 波) | より 遅 い | 地表 を 伝 う、 被害 が 大 き い | — |
S波 は 液体 を 通 れ な い 性質 が あ り ます。 大 き な 地震 が 起 き た と き、 地球中 で S波 が 観測 さ れ な い 領域 (= シャドーゾーン) が あ る こ と か ら、 「外核 は 液体」 と 結論 さ れ ま し た。
| 震源 か ら の 角度 | 観測 さ れ る 波 | |---|---| | 0°〜103° | P波 と S波両方 | | 103°〜143° | P波 も S波 も 観測 さ れ ず (シャドーゾーン) | | 143°〜180° | P波 の み (回折 し て 届 く)、 S波 な し |
地震波 の 速さ が 急 に 変 わ る 深 さ を 不連続面 と 呼 び ま す。 物質 や 状態 が 変 わ る こ と を 示 し ま す。
| 不連続面 | 深 さ | 上 と 下 の 境界 |
|---|---|---|
| **[[モホロビチッチ不連続面 | モホロビチッチふれんぞくめん]]** ([[モホ面 | モホめん]]) |
| **[[グーテンベルク不連続面 | グーテンベルクふれんぞくめん]]** | 約 2900 km |
| **[[レーマン不連続面 | レーマンふれんぞくめん]]** | 約 5100 km |
ポイント: こ の 3 つ の 面 は 地震波 の 観測 か ら 発見 さ れ た も の で、 直接掘 っ た わ け で は あ り ま せ ん。 こ こ が 「地震波 が 地球 の X線」 と 呼 ば れ る 理由 で す。
マントル の 上部 と 地殻 を 合 わ せ た 「硬 い 1 枚」 を リソスフェア と 呼 び、 そ の 下 の 「少 し 流 れ る 部分」 を アセノスフェア と 呼 び ます。 こ の リソスフェア が プレート で す。
| 層 | 深 さ | 性質 |
|---|---|---|
| リソスフェア (= プレート) | 0〜約 100 km | 硬 く て 動 く ブロック |
| アセノスフェア | 約 100〜300 km | 流動性 が 高 い、 マグマ が で き る |
地球表面 は 約 15 枚 の プレート に 分 か れ て い て、 そ れ ぞ れ が 年 に 数 cm〜10 cm 動 い て い ます。
主 な プレート:
| プレート 名 | 主 な 範囲 |
|---|---|
| [[太平洋プレート | たいへいようプレート]] |
| ユーラシアプレート | ヨーロッパ、 ア ジ ア (西部・東部) |
| [[北アメリカプレート | きたアメリカプレート]] |
| [[南アメリカプレート | みなみアメリカプレート]] |
| アフリカプレート | アフリカ |
| オーストラリアプレート | オセアニア |
| [[南極プレート | なんきょくプレート]] |
| [[フィリピン海プレート | フィリピンうみプレート]] |
ポイント: 日本列島 は 北アメリカプレート・ユーラシアプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレート の 4 枚 が ぶ つ か る 場所。 世界有数 の 地震 と 火山 の 国 で あ る 理由 が こ こ に あ る。
| 境界 | 動 き | で き る も の | 例 |
|---|---|---|---|
| **[[発散境界 | はっさんきょうかい]]** | お 互 い に 離 れ る | [[海嶺 |
| **[[収束境界 | しゅうそくきょうかい]]** | お 互 い に ぶ つ か る | [[海溝 |
| **[[トランスフォーム境界 | トランスフォームきょうかい]]** | 横 に ず れ る | 大 き な [[断層 |
| タイプ | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| [[海洋プレート | かいようプレート]] vs [[大陸プレート | たいりくプレート]] |
| [[大陸プレート | たいりくプレート]] vs [[大陸プレート | たいりくプレート]] |
| 駆動力 | しく み |
|---|---|
| [[マントル対流 | マントルたいりゅう]] |
| スラブ プル | [[沈み込む |
| リッジ プッシュ | [[海嶺 |
マグマ は 地殻 と マントル の 境界付近 で で き ます。 で き る 場所 と 仕組 み は 3 つ。
| 場所 | で き 方 |
|---|---|
| **[[沈み込み帯 | しずみこみたい]]上 の マグマ** |
| **[[海嶺 | かいれい]]下 の マグマ** |
| ホットスポット上 の マグマ | マントル深部 か ら 高温 な プルーム が 上昇 |
ホットスポット は プレート境界 と 関係 な く、 マントル深部 か ら の 上昇流 (プルーム) で 生 ま れ る マグマ の 出口。 動 か な い 噴出口 の 上 を プレート が 動 く こ と で、 島 の 列 が で き ます。
| 例 | 説明 |
|---|---|
| [[ハワイ諸島 | ハワイしょとう]] |
| イエローストーン | 北米大陸下 の ホットスポット、 巨大[[噴火 |
アイソスタシー は、 「地殻 が マントル の 上 で 氷 が 海 に 浮 か ぶ よ う に 浮 い て い る」 と い う 考 え 方 で す。
| 部位 | 浮 か ぶ 性質 |
|---|---|
| 厚 い [[大陸地殻 | たいりくちかく]] (ヒマラヤ) |
| 薄 い [[海洋地殻 | かいようちかく]] |
| 氷山 の 例 | 地球 の 例 |
|---|---|
| 氷山 の 9/10 は 海中 | ヒマラヤ も 「[[山根 |
| 氷 が 解 け れ ば 浮力 が 減 る | [[氷河 |
最終氷期 (1 万年前) に 北欧 や 北米 を 覆 っ て い た 巨大 な 氷床 が 解 け た 結果、 大地 が ゆ っ く り 持 ち 上 が り 続 け て い ます。 スカンジナビア半島 は 今 で も 年約 1 cm 上昇中。 アイソスタシー の 良 い 実例 で す。
| 方法 | わ か る こ と |
|---|---|
| [[地震波 | じしんは]]トモグラフィー |
| [[隕石 | いんせき]] の [[組成 |
| 高圧[[実験 | じっけん]] (ダイヤモンドアンビル) |
| 掘削 | 海底掘削船 「ちきゅう」 で 数 km |
| [[地熱 | ちねつ]][[流量 |
日本 の 海洋研究開発機構 (JAMSTEC) が 運用 す る 掘削船。 海底 か ら 数 km 掘 り、 マントル へ の 到達 を 目指 し て い ます。 南海トラフ の 巨大地震研究 に も 大 き く 貢献 し て い ます。
次の 章: 第 3 章 で は、 プレート の 動 き が 引 き 起 こ す 火山 と 地震 を 学 び ます。 噴火 の タイプ、 マグニチュード、 震度、 津波 の しく み を、 防災 と セット で 学 ん で い き ます。