精細胞とは、種子植物の花粉の中でつくられる、オス側の生殖細胞です。動物の「精子」にあたります。
| 精細胞(植物) | 精子(動物) | |
|---|---|---|
| 場所 | 花粉の中 | 体内でつくられる |
| 移動のしかた | 花粉管の中を運ばれる | 自力で泳ぐ |
受粉のあと、花粉からめしべの中へ花粉管がのびます。精細胞はその管の中を移動して胚珠へ運ばれ、卵細胞と受精します。動物の精子のように自力では泳がず、花粉管によって運ばれる点が違いです。
たとえばスライドガラスに砂糖水をたらしてホウセンカの花粉をまき、しばらく置いてから顕微鏡でのぞくと、花粉から細い管がのび出しているのが見えます。この管の中を通って胚珠まで運ばれていきます。
ポイント 「精細胞は花粉管を通って運ばれる」が植物受精のかなめ。精子のように泳ぐのではない点に注意。