用語集
モラトリアムもらとりあむ
青年期に大人としての義務を一時的に猶予される期間。 エリクソンの概念。
青年期に大人としての義務を一時的に猶予される期間。 エリクソンの概念。
モラトリアムとは、 もとは経済用語で「支払い猶予」を意味しますが、 心理学者エリクソンが青年期を「社会的モラトリアム」と呼んだことで広く知られるようになりました。 大人としての義務や責任を一時的に猶予され、 試行錯誤しながら自分探しが許される期間を指します。 進路に迷うのは当然で、 失敗から学ぶ機会としてこの期間を活用することが、 青年期の重要な発達課題と位置づけられています。
| 場面 | 意味 |
|---|---|
| 経済用語(もとの意味) | 支払いの猶予 |
| 心理学(エリクソン) | 社会的義務を猶予され自分探しを許される期間 |
ポイント モラトリアムは「義務を猶予される期間」で、 進路選択に迷い試行錯誤することを前向きにとらえる概念です。 エリクソン・アイデンティティとあわせて押さえましょう。
モラトリアム は、 エリクソン が提唱した概念で、 大人の役割・責任を一時的に免除され、 自己探究と試行錯誤が許される心理社会的猶予期間を指します。 元は経済用語 (支払い 猶予) です。 健全な青年期には不可欠ですが、 永遠に続くと モラトリアム人間 (小此木啓吾) となり大人への移行が困難となります。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 原義 | 経済用語で 「支払いの 猶予」 |
| 転用 | 大人の責任を免除された自己探究の期間 |
| 健全な場合 | アイデンティティ確立に不可欠 |
| 長期化した場合 | モラトリアム人間 (小此木啓吾) |
例えば大学生が進路を確定せず様々な経験を試す時期は、 健全なモラトリアムといえます。
試験では 「猶予期間」 という意味と提唱者エリクソン、 長期化した モラトリアム人間 (小此木啓吾) が問われます。