琵琶法師とは、琵琶(びわ)という楽器を弾きながら、平家物語を語り伝えた人々のことです。
| 役わり | 内容 |
|---|---|
| 語る | 平家物語にふしをつけて語る |
| 弾く | 琵琶を弾いて場面をもり上げる |
| 広める | 字を読めない人にも物語を伝える |
昔は本が少なく、字を読めない人も多くいました。そこで琵琶法師が、琵琶を弾きながら平家物語を語って各地を回り、物語を全国に広めました。文字ではなく声と音で伝えられたことが、平家物語の独特なリズム(七五調に近い調子)を生んだといわれます。
たとえば『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」は、琵琶の音に乗せて語られてきた一節です。声に出して読むと、七五の調子がそのまま体に伝わってきます。
ポイント 平家物語は「読む物語」である前に「語り聞かせる物語」でした。琵琶法師が声で伝えたからこそ、声に出して読むと心地よいリズムが生まれます。