用語集
Taqポリメラーゼたっくぽりめらーぜ
好熱菌 サーマス・アクアティクス 由来 の 耐熱性 DNA ポリメラーゼ。 PCR の 熱変性工程 で 失活 し ない。
理科
Taqポリメラーゼとは、温泉などに生息する好熱菌「サーマス・アクアティクス(Thermus aquaticus)」に由来する耐熱性の DNA ポリメラーゼです。PCRで新しい DNA 鎖を合成する酵素として使われます。
| 項目 | ふつうの DNA ポリメラーゼ | Taqポリメラーゼ |
|---|---|---|
| 由来 | 多くの生物 | 好熱菌 |
| 熱への強さ | 約 95 ℃で失活 | 高温でも安定 |
| PCR での扱い | サイクルごとに加え直す必要 | 最初に加えるだけでよい |
PCR では二本鎖をほどくために約 95 ℃まで加熱しますが、ふつうの酵素はこの温度でこわれてしまいます。Taqポリメラーゼは高温でも壊れないため、サイクルごとに酵素を加え直す必要がなく、この性質の発見が PCR の自動化(サーマルサイクラー)を可能にしました。
試験では 「なぜ PCR に耐熱性の酵素が必要か」が問われます。95 ℃の熱変性工程でも失活しないからサイクルを自動で繰り返せる、と説明できるようにしましょう。