偽装請負とは、契約書上は「請負契約」を結んでいながら、実態として発注者が受注側の労働者に直接指揮命令している違法な就労形態のこと。労働者派遣法や職業安定法に違反する。IT 業界(システム開発の多重下請構造)で特に問題化しやすく、IT パスポート試験でも繰り返し出題される。
請負・派遣・偽装請負の違い
| 区分 | 指揮命令権 | 成果物 | 労働者の雇用主 |
|---|---|---|---|
| 請負契約 | 受注側の責任者 | 成果物の完成を約束 | 受注側企業 |
| 労働者派遣 | 派遣先企業 | 労働力を提供 | 派遣元企業 |
| 偽装請負 | 発注者(違法) | — | 受注側企業 |
違法になるポイント
請負契約では、受注側企業の責任者が自社の労働者に指示を出すのが原則。これを発注者が直接「今日はこの作業をやって」「このやり方で書き直して」と指示していれば偽装請負になる。
具体例
適法にするには
試験での出題パターン
関連法規
根拠: 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律・職業安定法第 44 条
シラバス: IT パスポート試験シラバス Ver.6.5