用語集
生物濃縮せいぶつのうしゅく
分解されにくい有害物質が、 食物連鎖の上位ほど高濃度に蓄積する現象。 水俣病・PCB 汚染 が 例。
理科
生物濃縮とは、分解されにくく体内に蓄積しやすい物質(重金属・農薬・PCB など)が、食物連鎖を上位へ進むごとに高濃度に蓄積していく現象です。脂溶性で排出されにくい物質ほど濃縮されやすくなります。
| 段階 | 例 | 濃度のイメージ |
|---|---|---|
| 水・環境 | メチル水銀 | ごく低濃度 |
| プランクトン | 取り込み開始 | 低 |
| 小魚 | プランクトンを大量に食べる | 中 |
| 大型魚・魚食鳥・人 | 上位捕食者 | 数万倍に濃縮 |
たとえば海水中のごく低濃度のメチル水銀が、プランクトン→魚→人間と食物連鎖を上がるうちに数万倍に濃縮され、水俣病を引き起こしました。マグロなど大型魚で水銀濃度が高いのも、この生物濃縮によるものです。
試験では 「分解されにくい物質が食物連鎖の上位ほど高濃度になる」点と、水俣病(メチル水銀)の事例が問われます。栄養段階を上がるほど濃縮が進む点を押さえましょう。