用語集
キーストーン種きーすとーんしゅ
生態系の中で個体数は少なくても、 全体の安定 に 強い 影響 を 持つ 生物種。 ラッコ や ヒトデ が 例。
理科
キーストーン種とは、生態系の中で個体数やバイオマス(生物量)は少なくても、その存在が群集の構造や多様性の維持に不釣り合いに大きな影響をもつ種です。アーチ(石組み)の頂上にあって全体を支える「要石(keystone)」になぞらえた言葉です。
| 例 | はたらき | 失われると |
|---|---|---|
| ラッコ | ウニを食べる | ウニ激増→コンブ林が消失 |
| ヒトデ(ピサスター) | イガイを食べる | イガイが優占し他種が激減 |
| ビーバー | ダムを作り湿地を維持 | 湿地が消え多くの種が失われる |
たとえばラッコが乱獲で減ると、エサであるウニが増えてコンブ林を食べ尽くし、そこに住む魚や貝まで姿を消します。このように一種の変化が連鎖的に生態系全体へ波及する現象を栄養カスケードと呼びます。
試験では 「個体数は少ないのに影響が大きい」点と、ラッコ・ヒトデといった代表例が問われます。優占種(個体数が多い種)との違いに注意しましょう。