用語集
盍(なんぞ〜ざる)なんぞざる
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再読文字「盍」。「どうして〜しないのか」と相手に行為を勧める反語。「何不」の合字。
盍は、「どうして〜しないのか(したほうがよい)」と相手に行為を勧める反語の再読文字です。読み方は「なんゾ〜ざル」です。
| 元の形 | 合字 | 読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| 何+不 | 盍 | なんゾ〜ざル | どうして〜しないのか(勧め) |
「盍」は「何不」の2字を合わせた合字とされ、意味も「何ぞ〜ざる」と同じです。例は『論語』の「盍ぞ各々爾の志を言はざる」で、「めいめい自分の志を言ってみないか」と弟子に語りかける場面です。形は疑問でも、実際は相手に行動をすすめる反語的な働きをします。
たとえば「盍ぞ試みざる」は、形のうえでは「どうして試さないのか」という疑問ですが、実際には「試してみたらどうだ」と相手にすすめる言い方です。訳で勧誘のひびきを出せるかが決め手になります。
覚え方 「盍=何+不」と分解して覚えると読み(なんぞ〜ざる)も意味も思い出しやすい。表面は疑問だが「〜したらどうだ」と勧める点が反語形との共通点。