用語集
無 知 へ の 訴 えむちへのうったえ
「証明されていない=偽(または真)」と決めつける誤謬。立証責任を相手に転嫁する論法。
appeal to ignorance(無知への訴え、argumentum ad ignorantiam)は、「まだ反証されていないから真だ」「証明されていないから偽だ」と決めつける誤謬です。証拠がないことを、主張が正しい証拠として扱う点に誤りがあります。
| 形 | 例 | なぜ誤りか |
|---|---|---|
| 反証なし→真 | 幽霊がいない証拠はない、だから幽霊はいる | 立証責任を相手に転嫁している |
| 証明なし→偽 | 効果が証明されていない、だから無効だ | 「未証明」は「偽」を意味しない |
「ないことの証明(悪魔の証明)」は一般に困難です。主張する側に立証責任があるのに、それを相手の「反証できなさ」にすり替えるのがこの誤謬の本質です。
試験では 「証拠がないこと」を結論の根拠にしている点が見抜きポイントです。ディベートでは「立証責任は主張する側にある」とリバタルできます。