用語集
助動詞「き」じょどうしき
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過去 を 表す 助動詞。 連用形 に 接続。 直接体験 した 過去 を 表す (けり と 対比)。
助動詞「き」は過去を表し、連用形に接続します。意味は「直接経験した過去」(体験過去)で、自分が実際に見たり確実に知っている出来事を述べるときに用います。
| 活用形 | 未然 | 連用 | 終止 | 連体 | 已然 | 命令 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| き | (せ) | ○ | き | し | しか | ○ |
連体形「し」・已然形「しか」が入試頻出です。「ありし日(=かつてあった日)」「来しかば(=来たので)」のように、終止形「き」より変化した形で問われることが多くなります。
たとえば「京にありし時」は「かつて都にいたとき」の意で、連体形「し」が下の名詞「時」を修飾しています。話し手が自分で都にいた体験を述べているので、伝え聞いた「けり」ではなく「き」が選ばれます。
ポイント 同じ過去でも「けり」が伝聞・詠嘆の過去であるのに対し、「き」は語り手自身の直接体験の過去です。物語の地の文で書き手の経験を述べる場面では「き」、人から聞いた昔話には「けり」が多い、と対比して覚えましょう。