用語集
限定形げんていけい
「唯・惟・只・独」や文末の「耳・而已・爾」で「ただ〜だけだ」と範囲を限る構文。
限定形は、「ただ〜だけだ」と範囲を限定する構文です。文頭・文中に「唯・惟・只・独」等の副詞を置く形と、文末に「耳・而已・爾」等の助字を置く形があります。
| 位置 | 字 | 読み | 訳 |
|---|---|---|---|
| 文頭・文中 | 唯・惟・只 | ただ | ただ〜だけ |
| 文中 | 独 | ひとり | ただ〜だけ |
| 文末 | 耳・爾 | のみ | 〜だけだ |
| 文末 | 而已・而已矣 | のみ | 〜だけだ |
たとえば「唯仁者能好人」は「唯だ仁者のみ能く人を好む(仁の人だけが人を正しく愛せる)」、「直不百歩耳」は「直だ百歩ならざるのみ(ただ百歩でないだけだ)」となります。文頭の副詞と文末の助字が呼応して「唯だ〜のみ」となることもあります。
試験では 文末の「耳・而已(のみ)」を読み落とさないことが要点。「のみ」と限定の意味まで訳出できているか、副詞「唯・独」とあわせて範囲を限る構文だと見抜けるかが問われる。