用語集
朝三暮四ちょうさんぼし
目先の違いにとらわれて本質が同じことに気づかないこと。言葉巧みに人をだます意でも使う。出典は荘子・列子。
朝三暮四は、目先の違いにとらわれて、結局は同じだと気づかないこと、また言葉巧みに人をまるめこむことを表す故事成語です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出典 | 『荘子』斉物論・『列子』黄帝篇 |
| 由来 | 猿に与えるトチの実の数をめぐる話 |
| 教訓 | 総量は同じなのに、見せ方で一喜一憂する愚かさ |
猿を飼う者が、トチの実を「朝に三つ、暮れに四つやろう」と言うと猿たちは怒り、「では朝に四つ、暮れに三つ」と言い直すと喜んだ、という寓話に由来します。一日の総数はどちらも七つで変わらないのに、目先の数の差に振り回された、という話です。『荘子』では、人間の是非の判断もこれと同じだと、万物斉同の立場から相対化します。
試験では 「総量は同じなのに目先の違いで一喜一憂する」という構図が問われる。出典が荘子・列子であること、荘子の万物斉同の思想と結びつく点を押さえる。