用語集
消費社会しょうひしゃかい
必要を超えて記号としての商品が消費される社会。 ボードリヤールが分析した現代社会像。
国語
消費社会(consumer society)とは、必要を満たすためでなく、記号としての商品が消費される社会のことです。フランスの社会学者ボードリヤールが分析した現代社会像です。
| 価値の種類 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 使用価値 | 物が実際に役立つ働き | 時計が時刻を知らせる |
| 記号価値 | 物が示す社会的な意味 | 高級ブランドの時計が「ステータス」を示す |
消費社会では、人は物の使用価値よりも記号価値——他人との違いを示す印——を求めて買うとされます。たとえば機能は同じでも有名ブランドの服を選ぶのは、その服が伝える「センス」「豊かさ」という記号を消費しているからだ、という見方です。
ポイント 「必要だから買う」のではなく「意味(記号)を買う」という転倒が核心です。資本主義や広告・記号論と結びつけて論じられることが多い概念です。