用語集
理性りせい
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筋道立てて考え判断する力。 感覚を通して受けとる感性と対をなす。 近代の西洋では人間を特徴づける高い能力とされた。
理性(reason)とは、筋道立てて考え判断する力のことです。感覚を通して物事を受けとる感性と対をなします。
| 観点 | 理性 |
|---|---|
| 意味 | 論理的に考え判断する力 |
| 働く場面 | 計算・推論・判断 |
| 近代での評価 | 人間を動物から区別する高い能力として重視 |
近代以降の西洋では、理性が人間を特徴づける高い能力とされ、啓蒙の中心に置かれました。理性によって迷信や偏見を退け、世界を合理的に理解しようとする態度が近代の基盤になります。
たとえば、道で財布を拾って「中身が欲しい」という欲求がわいたとき、落とした人が困る・自分が落としたら同じように困る、という筋道をたどって交番へ届ける判断が理性の働きです。評論ではここから、この筋道の速さや正しさだけを人間の価値の中心に置いてよいのか、という問い直しへ接続されます。
注意 評論では理性偏重そのものを問い直す論も頻出します。「理性だけでは取りこぼすものがある」として感性や身体の働きの価値を回復しようとする文脈で登場することが多い点を押さえましょう。