用語集
記号論きごうろん
言葉・絵・身振り 等あらゆる 「記号」 の働きを分析する学問。 ソシュール・パースが創始。
国語
記号論(semiotics)とは、言葉・絵・身振り・服装・建築など、あらゆる「記号」の働きを分析する学問です。言語学者ソシュールと哲学者パースが20世紀初頭に創始しました。
| 構成要素 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| シニフィアン | 記号表現(音や文字そのもの) | 「イヌ」という音・文字 |
| シニフィエ | 記号内容(指し示す概念) | 「四足の動物」という観念 |
記号論の重要な主張は、両者の結びつきが恣意的(必然性がない)だという点です。同じ動物を日本語では「イヌ」、英語では dog と呼ぶように、音と意味の対応は約束事にすぎません。この発想は、信号の色・ブランドのロゴ・服装が伝える意味など、言葉以外の記号の分析にも広がります。
ポイント 「言葉は世界をそのまま写すのではなく、世界を区切って意味づける」という考え方が核心です。文化や広告の分析にも応用され、評論で頻出します。