用語集
言語相対性げんごそうたいせい
話す言語によって世界の捉え方が異なるという仮説。 サピア・ウォーフの仮説で知られる。
国語
言語相対性(linguistic relativity)とは、人は話す言語によって世界の捉え方が異なる、という仮説のことです。言語学者サピアとウォーフの名から「サピア=ウォーフ仮説」とも呼ばれます。
| 立場 | 主張 | 受け止められ方 |
|---|---|---|
| 強い形 | 言語が思考を決定する | 行きすぎとして批判もある |
| 弱い形 | 言語が思考に影響する | 広く受け入れられている |
たとえば、色をいくつの語で区切るかは言語によって違います。区切りが多い言語の話し手は、その分だけ色の違いに敏感になる、という具合です。世界がまずあって言葉で写すのではなく、言葉が世界の見え方を方向づける、という発想です。
ポイント 記号論の「言葉が世界を区切る」という考えと響き合う概念です。「言語が思考を完全に決める」とまで言うと言いすぎ(強い形)、「影響する」程度なら妥当(弱い形)、と区別して押さえましょう。