用語集
諷喩ふうゆ
たとえるもの (具体的なイメージ) だけを示し、 本当に言いたいこと (たとえられるもの) は暗示にとどめる比喩。 寓意・アレゴリー。
諷喩(ふうゆ、allegory、寓意とも)とは、たとえるもの(具体的なイメージ)だけを示し、本当に言いたいこと(たとえられるもの)は表に出さず暗示にとどめる比喩のことです。
| 暗喩 | 諷喩 | |
|---|---|---|
| たとえるもの(B) | 示す | 示す |
| たとえられるもの(A) | 「A は」と示す | 示さない(暗示するだけ) |
| 例 | 人生は旅だ | (人生について)「長い道のりだった」 |
ことわざや寓話が代表例です。「急がば回れ」は道のたとえだけを示し、「物事は慎重に進めよ」という教訓を言外に込めています。寓話で動物の話が人間社会を暗示するのも諷喩です。
ポイント 暗喩が「A は B だ」と両方を示すのに対し、諷喩はたとえだけを語り、本当の意味は読み手に読み取らせます。「具体的な話の裏に、別の意味が隠されていないか」と問う視点で味わいましょう。