用語集
曖昧さあいまいさ
一つの表現が複数の意味に取れる性質。 文学では深みを生む長所、 論文では避けるべき短所と評価が異なる。
国語
曖昧さ(ambiguity)とは、一つの表現が複数の意味に取れる性質のことです。面白いのは、ジャンルによって評価が正反対になる点です。
| ジャンル | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 文学(詩・小説) | 長所 | 意味の重層性が作品に深みを与える |
| 論文・契約書・実用文 | 短所 | 誤解を生むため避けるべき |
同じ「あいまいな表現」でも、詩では読者の想像をふくらませる豊かさになり、契約書ではトラブルのもとになります。たとえば「美しい水車小屋の娘」は「美しい娘」とも「美しい水車小屋」とも読め、詩なら味わいですが、契約条文なら欠陥です。
ポイント 評論では「日本語の曖昧さ」「論理的な曖昧さの排除」などの文脈で論じられます。曖昧さを一律に「悪」とせず、「文脈によって長所にも短所にもなる」と押さえるのが要点です。