用語集
レ点れてん
最終確認日:
すぐ上の字へ 1 字だけ返って読むことを示す返り点。最も基本的で頻出。
レ点は、すぐ下の字を先に読み、続けて1字上へ返って読むことを示す返り点です。漢字の左下にカタカナの「レ」の形で書かれ、漢文でもっとも頻出するため入門段階で最初に習得します。
| 訓読文 | 読む順 | 書き下し |
|---|---|---|
| 読レ書 | 書→読 | 書を読む |
| 不レ知 | 知→不 | 知らず |
| 有レ朋 | 朋→有 | 朋有り |
「レ」は一字だけ返る記号なので、2字以上離れた字へ返るときは使えず、その場合は一二点を用います。レ点と一二点を同じ字に重ねたものが一レ点です。
たとえば『論語』の「習レ之」は、下の「之」を先に読んでから一字上の「習」へ返り、「之を習ふ」と書き下します。二字以上離れて返るときには使えないので、その場合は一二点に切りかえます。
試験では 返り点を付けて読む順序を答えさせる問題でまず問われるのがレ点。「下を読んでから1字上へ」という最小単位の動きを確実にしておくと、複雑な返り点も分解して読めます。