用語集
倒置法とうちほう
ふつう の 語順 を ひっくり 返し て 強調 する 表現技法。
倒置法とは、ふつうの語順を入れかえて、言いたいことを強調する表現技法です。日本語はふつう述語が文末に来ますが、それを前に出して印象を強めます。
| ふつうの語順 | 倒置法 |
|---|---|
| この朝は美しい。 | 美しい、この朝は。 |
| 君が好きだ。 | 好きだ、君が。 |
前に出された語(上の例では「美しい」「好きだ」)に読み手の注意が集まり、強調されます。文末に置かれた語には余韻が生まれます。詩・短歌・俳句や、心情を強く表したい場面でよく使われる技法です。
試験では 「どんな技法か」「何を強調しているか」が問われる。語順を元にもどしてみて、前に出ている部分が強調点だと考えるとよい。
倒置法(inversion)とは、通常の「主語 + 動詞」の 語順を入れ替えて強調・劇的効果を生む 技法です。
| パターン | 文頭に来る要素 | 例 |
|---|---|---|
| 否定の倒置 | 否定副詞 | Never have I seen such a thing. |
| 場所の倒置 | 場所・方向の副詞句 | On the hill stood a castle. |
| 仮定法の倒置 | 助動詞 | Had I known earlier, ... |
否定語(never, hardly, not only)が文頭に来ると、その後の主語と動詞(助動詞)が疑問文の語順に倒置されるのが文法の頻出ポイントです。
試験では 文頭の Never / Hardly / Not only に続く倒置(疑問文型の語順)は文法・整序問題で頻出です。仮定法の if 省略倒置(Had I known = If I had known)も押さえましょう。